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自然を愛そう那須塩原「ちっちゃな自然み~つけた NO.176」

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栃木県那須塩原市

■マリンブルーの輝き
~箒川の緑色凝灰岩(ぎょうかいがん)~

今年の秋は例年にない豪雨に見舞われました。台風が過ぎ去った後に塩原の渓谷を訪れると、大雨で箒川の河床に着いていた藻類やコケ類が洗い流されて緑色凝灰岩の岩肌があらわになり、透き通るようなマリンブルーに輝いていました。
今から約1400万年前。栃木県は、八溝山地と足尾山地をのぞき、一帯が海に覆われていました。当時は海底にあった火山の活動が活発で、火口から噴出した火山灰などが堆積し凝灰岩がつくられました。これらは火山の熱により変質し、緑色を帯びることから、別名「グリーンタフ」と呼ばれています。写真の中央奥に見える三角にとがった天狗岩やその手前にある野立岩も同じ凝灰岩でできています。この時代の緑色凝灰岩は、東日本の日本海側を中心に広く分布しており、代表的なものでは宇都宮市の大谷石が有名です。
この凝灰岩を含む地層の中には、まれに海にすむ魚や二枚貝などの化石が含まれていることがあります。海底に堆積した地層が長い年月をかけて大きく隆起し、現在は塩原の山地の一部を形づくっているのです。
マリンブルーに染まる箒川は、渓谷の美しさを一層引き立て、塩原の自然の素晴らしさを感じさせてくれました。
じゅんじ

参考文献:那須塩原市那須野が原博物館編『塩原の自然』2012年

○緑色凝灰岩って?
新第三紀中新世前期から中期の火山噴出岩の堆積物の総称。青緑色の軽石を多く含む。塩原では、緑色凝灰岩からなる地層(福渡層)の厚さは、500mを超える。

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