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那須塩原駅周辺 まちづくりビジョン 現状×対策

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栃木県那須塩原市

10月28日に開催された第2回那須塩原駅周辺まちづくりビジョン有識者会議。那須塩原駅周辺について、広域的な視点から具体的な提案まで幅広い視点から議論が行われました。

●渡辺 美知太郎 市長
市民のアイデンティティその中心を那須塩原駅前に―

●宇都宮共和大学副学長 山島 哲夫氏
地域の玄関として情報発信の拠点があれば―

●亜細亜大学都市創造学部長 松岡 拓公雄氏
那須塩原の顔として、周辺の景観とも調和を―

●筑波大学名誉教授 小場瀬 令二氏
市民が集うシティホールを交流拠点に

■県北地域や那須野が原など広域における那須塩原の位置付けは―
(山島):広域で考える場合、市民と観光客の双方の視点が必要です。那須塩原駅周辺は市民には自然体で集まれる地域になりうるし、観光客には表玄関、交通の結節点となります。

(松岡):この地域には素晴らしい資源があるので、どう活用するかが重要です。黒磯と西那須野の間に新幹線駅がありますが、そこに新しいものを作り、無理やり結び付ける必要もないでしょう。むしろ黒磯と西那須野の特色を生かしつつも、那須塩原駅周辺で交流できる場所を設け、観光の顔となれば良いと思います。

(市長):人が集まるイベントを行うのも、那須塩原駅前が適地ではないでしょうか。物理的な中心地はともかく、駅前を市民のアイデンティティの中心地として考えていかなければならないと感じます。

(小場瀬):交通の要という観点では、広域的には那須塩原駅が中心です。車社会ですので、市民はもちろん、観光客もマイカーを利用する人が多いと思いますが、これからは外国人観光客も増えるかもしれません。そうすると車ではなくてバスによる交通アクセスが重要となると予想されます。

(山島):人口が少ない町では、コミュニティバスを走らせても利用されず、バスを定着させるのはなかなか難しいのが現状です。

(松岡):全国的には高齢者対策として地域全体で送迎サービスをしたり、ボランティアが高齢者の運転代行をしたりしており、国土交通省もその活動を認めています。コミュニティバスの採算が合わないのは当然で、地域住民によるサポートを構築しなければ成り立ちません。それは那須塩原市でも同じではないでしょうか。

(市長):やはり公共交通は重要なテーマです。将来的には、政府が推進する自動運転を取り入れ、先進技術を活用したコンパクトシティも考えられると思います。

(小場瀬):市民と観光客では交通ニーズが違いますが、先進技術を活用した広域交通は将来的に魅力ですね。

■地域の表玄関としての駅周辺の今後の方向性とは―
(山島):新幹線駅の表玄関としては寂しい印象です。とはいえ、多額の投資をして、ビルを建てるのは間違いだと思います。地域全体の情報が得られる「まちなか交流センターくるる」のような施設があるだけでも、雰囲気は変わるでしょう。

(松岡):駅周辺の土地の活用方法も重要なテーマです。山並みが綺麗なので、那須塩原の顔として見てもらえるかが肝心です。

(小場瀬):駅前広場を再整備して大きな緑地を確保するのは面積的には可能です。大分駅なども駅前に大きな緑地帯があり、そこでイベントを開催し、観光客を迎え入れる表玄関として機能しています。通りに植林し、並木を育てるのも一つのアイデアでしょう。

(松岡):自然の中に先端的な技術を活用し、スマホをかざすと情報が得られる仕掛けも考えられます。大きな案内は出さず、なるべく自然なままにしておくのが得策です。

(山島):市庁舎は市民が集まる場所です。せっかく市庁舎が作られるので、さまざまなお祭りやイベントが開かれる場所となると良いですね。そうすれば、市庁舎の周りのスペースも利用できますし、市民の一体感も出ると思います。

(小場瀬):市役所は英語ではシティホールで、市民が集まる場所を意味します。最近は駅前や商業施設に市役所機能の一部が設けられ、住民票の取得のために市庁舎へ行かずに済むようになっています。その点では、市役所に最後に残るのは、市民ホールとして市民が交流する場という機能になるのだと思います。

(松岡):市庁舎そのものは何年後をターゲットにするかが重要です。人口は減るので、職員の数が将来的にどれくらい必要かという議論も出てきます。将来をしっかりと見据え、市庁舎や広場のスペースを計画しなければなりません。また、市庁舎そのものは高層である必要はなく、景観にマッチした外観であるべきです。

(山島):人口が減少しても、職員の数は極端には減らないでしょう。将来的にスペースに余裕ができたら、会議室などを市民が集まれる場所などとして使うという対応も考えられます。確かに、市庁舎の高さは、一定に抑えておかないと景観とマッチしません。

(市長):市庁舎単体でなく、那須野が原全体や、駅周辺との位置付けを考えながら議論を進める必要があります。駅と市庁舎をどのようにつなげるかなど、今日頂いた議論はしっかりと今後の検討材料にしていきたいと思います。

問い合わせ:本庁舎企画政策課
【電話】0287-62-9254

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