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第四次七尾市子どもの読書活動推進計画 子どもと楽しむ本の世界(3)

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石川県七尾市

■ボランティア Volunteer
▽「おはなし会」は読書のきっかけづくり
市内の保育園や学校、施設に足を運び、おはなし会を開催しているおはなしボランティアグループ「しびびの会」。昭和59年7月に発足し、37年間活動を続けています。現在のメンバーは12人。毎週木曜日の午前中を活動日に、多忙な中、勉強会や人形劇の制作・練習などを行っています。それぞれの持ち味を生かした柔軟な活動を目指しています。
おはなし会は、手遊び、素話(すばなし)(語りだけで伝えるおはなし)、絵本の読み聞かせや紙芝居、人形劇で構成。0歳から高齢者まで幅広い世代を対象に、依頼されたところに出向いています。素話では、部屋を暗くして和ろうそくの灯りのもと、昔話を語ります。語り手の言葉から、聞き手は頭の中でイメージを広げます。聞き手とともに、おはなしの世界をつくり上げることを大切にしているそうです。「人形劇は人形に動きがあることで、おはなしの世界がより伝わりやすい」としびびの会のメンバー。「おはなしの展開に、子どもたちの驚いた表情や歓声を上げる姿を見れてうれしい」と目を細めます。
素話や人形劇によっておはなしに興味を持ち、楽しんでもらうことで、わくわくした心が好奇心を育み、読書活動への意欲につながります。楽しいおはなし会は、読書への入り口になっているのです。

▽活動から得られるもの
しびびの会のメンバーは、さまざまな年齢層で構成されています。集まった際には、子育て相談や悩み相談が行われることも。異年齢交流のメリットだそうです。「子どもにとっておはなしのある環境は、感性が磨かれ、教育にもいいと感じる」と子育て世代のメンバー。「語り手も聞き手も心が豊かになるおはなし会に、あらゆる世代の皆さんに足を運んでほしい。興味のある方は一緒に活動しませんか」とメンバー一同笑顔で語りました。

▽しびびってどういう意味?
植物のカラスノエンドウの豆笛を「しびび笛」と呼ぶそうです。笛の音色が「しびびびび~…」と鳴ることから、「音色が広がるように、お話の楽しさも伝わってほしい」という願いを込めて「しびびの会」という名前が付けられました。

▽4月23日は「子ども読書の日」さぁ、本を読もう!
ここまで読書が生み出す影響や、読書への意欲につながる取り組みを紹介してきました。大人が本に興味を持つことが、子どもの読書活動につながります。
今まで読書をあまりしてこなかった人にも「時間がない」「細かい文章を読むのが苦手」など、さまざまな理由があるでしょう。しかし「本の世界は楽しい」という感覚は、読んでみないと味わえないものです。今回の特集をきっかけに、本に触れてみませんか。

▽図書館になかなか行けない人へ
市内を巡回している移動図書館車「本はともだち号」。市内保育施設や学校のほか、いくつかのコミュニティセンターを定期的に巡回しています。「図書館が近所にない」など、図書館になかなか行けない人は、ぜひ利用してみてください。
利用するときは、図書館利用者カードをお持ちください。巡回場所や日時は、図書館だよりや市立図書館ホームページでご確認ください。

▽おはなしの世界を楽しんで
しびびの会代表 寺井寛子さん
「おはなしの世界」には、生きる知恵や学びがたくさん詰まっています。コロナ禍の今だからこそ、おはなしが大好きな子どもたちはもちろん、あらゆる世代の人におはなしに触れていただき、想像力を豊かにし、日々の生活を楽しんでもらえたらと思います。
今、しびびの会では宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」の人形劇づくりに取り組んでいます。宮沢賢治の世界観をどこまで表現できるか分かりませんが、しびびの会のメンバーで頑張ります。完成を楽しみにしていてください。

▽子どもと読書を地域がつなげる
七尾市教育委員会 黒崎直人教育長
近年電子メディアの普及や新しい生活様式など、社会の変化は著しく、子どもの生活環境は大きな変化を見せています。子どもにとって読書は、こうした環境の変化を乗り越え、人生をより深く生きる力を身に付ける上で欠くことのできないものです。
今回策定した「第四次七尾市子どもの読書活動推進計画」では、子どもたちが乳幼児期から発達段階に応じて本と親しむ機会を得ることができ、さらに子どもたち自身が読書の楽しさを発信できることを目指しています。地域全体で読書活動を推進していきましょう。

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