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自治体の皆さまへ

力を合わせてまちを元気に(3)

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神奈川県平塚市

【活動2 新規出店者を応援します】
◆空き店舗調査隊
「ここに何の店が入ると商店街がにぎやかになるかな」「雑貨店とかはどうだろう」
10月中旬の平日、昼時になるにつれて人通りが増えだしたスターモール商店街に、空き物件の様子を確認する平塚まちなか活性化隊メンバーの姿がありました。新型コロナの影響で空き物件が増えつつある中で、いかにして新規店舗を誘致するか、歩きながら議論するメンバーの目は真剣そのものです。「空き物件の調査と並行して、店を出したい人を探し出すことにも力を入れています。見つけられれば、新規店舗の誘致活動として、まず第一歩を踏み出したと言えるのではないでしょうか」と話すのは、明石町にある、伝統技術で着物の手入れなどをする呉服屋「だるまや京染本店」の店主、八木賢一さん。増えつつある空き物件をうまく生かし、商店街を活性化させたいと言います。「空き店舗が増えるということは、店を出したいと考えている人にとってチャンスが増えるということ。最近出店した方にヒアリングしたり、商工会議所と連携したりして、出店を希望する人を日々探しています」。

○全てのお店を支える
同会では、既存店舗の応援にも力を入れています。新規で店を出すことと店を畳むことが同時に起こってしまわないよう、新規・既存を問わずに事業が長く続くよう支援することも大切、と八木さんは話します。「例えば、新型コロナによって大打撃を受けた飲食店の支援を目的に作ったアプリ『平塚お弁当まっぷ』に登録してもらうことです。また、商店主が自店でする講義を通して店の雰囲気を伝えることができ、顧客の獲得につながりやすい『平塚まちゼミ』に、既存店舗を勧誘することなどですね。両方とも店舗の宣伝につながるので、新規出店者にはもちろん、既存店舗の商店主さんにも積極的に声を掛けています」。
今後も引き続き、新規・既存店舗の両方をバックアップしていきたいと力を込める八木さん。「お店を出そうと考えている人は皆、やる気に満ちあふれています。私はそういう前向きな人が大好きなんです。そのやる気を商店街活動にも注いでもらって、みんなで一丸となって商店街を元気にしていきたいですね」と希望を語ります。

【活動3 色でまちの表情を引き締める】
◆空間形成ガイドライン
まちづくりの一つの形として、色を活用してまちを盛り上げていくというものがあります。平塚まちなか活性化隊は駅周辺エリアのうち、まずは大門通り・浜大門通りにフォーカスし、今年3月に「空間形成ガイドライン」を策定。同ガイドラインに沿って、両通りが平塚八幡宮の参道であることを生かしつつ、多くの店が並ぶ大門通り・浜大門通りの商店街を盛り上げようとしています。
「平塚八幡宮の鳥居の色である朱色を街路灯などに塗り、商店街を色付けることで、まずは『この通りは平塚八幡宮の参道なんだ』と印象付けることを目指しています」と話すのは、大門通りにあるはんこ店「東曜印房」の店主、水嶋祥貴(あき)さん。同ガイドラインを策定する10年以上前から、大門通りを参道としてPRするために力を注いできました。「色などを含め、景観を使ってPRすることは、大門通りの商店で構成する『大門会』としては以前から計画していたんです。しかし、駅周辺全てのことを考えると、大門会だけで取り組むのでは統一感に欠けてしまいます。幸いにも、商店街を生かしたまちづくりという点から、平塚まちなか活性化隊の活動ともリンクする部分がとても多く、メンバーから多くの意見やアイデアをもらえました。同じ参道である浜大門通りの商店で構成する『浜大門通り新光会』や地元自治会、平塚八幡宮の協力も得られ、ガイドラインはスムーズに策定できましたね」とほほ笑みます。

○参道に人の流れをつくる
空間形成ガイドラインでは、まちづくりの方針を「平塚八幡宮の表参道を整える」と定め、市と協議した上で、市の景観計画では使用を認めるのが難しい色を使えることになっています。「ガイドライン上、使えるのは朱色とその同系色です。街路灯や建物の色なども対象であるため、通った人は一目見て平塚八幡宮の参道だと分かると思います」と水嶋さんは話します。また、店舗の外観に朱色を使うのが難しい場合などでも、朱色に塗ったオブジェをお店の外に出してもらうことで、訪れた人が「参道だから朱色なのか」とイメージしやすくなります。「大きな神社が駅の近くにあって、駅前から参道が続いているということは、平塚の大きな特徴で財産です。これを生かし、これからも商店街ぐるみで協力して、平塚八幡宮の参道から多くの人をまちに呼び込んでいきたいですね」。

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