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あけてみよう! 歴史のとびら(135)

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福岡県大野城市

■トレイルで発見!大野城市の見どころ
◇今なお残る九州最大の牛頸須恵器窯跡
平成3年に完成した牛頸ダムの建設前に行われた発掘調査では、約70基の須恵器窯跡が見つかりました。奈良時代の窯跡が多く、日本遺産・古代日本の「西の都」〜東アジアとの交流拠点〜に認定された、大宰府で使用する須恵器が作られたと考えられます。調査された窯跡の写真や出土した須恵器の一部は、牛頸ダム記念館に展示されています。
この牛頸ダムや平野台・月の浦・つつじケ丘の周辺の山を歩くと、今なお須恵器が落ちている所があります。これは、まだ発掘調査が行われていない須恵器窯跡が埋もれているものです。牛頸ダムや平野台など牛頸周辺の山には、こうした場所が25カ所あり、牛頸の山中には今なお150基以上の窯跡が残っていると考えられます。
こうした場所の1つとして、いこいの森水辺公園を上がった所にある長者原窯跡が挙げられます。ここでは、令和元年に発掘調査が行われ、4基の窯跡が見つかりました。見つかった須恵器の中には硯(すずり)も含まれ、ここでも大宰府へ運ばれる須恵器を作っていたことが分かりました。

須恵器窯跡は全国でたくさん見つかっていますが、200基を超えるような須恵器窯跡群は、牛頸も含めても全国で9カ所しかありません。
これまで300基を越える窯跡の発掘調査が行われ、山中になお多くの窯跡が残ると考えられる牛頸須恵器窯跡は、まだ私たちの知らない歴史を秘めています。今後の調査により、新しい牛頸須恵器窯跡の歴史が明らかになっていくでしょう。

※トレイルで発見!大野城市の見どころは、今回で終了します。

問い合わせ先:ふるさと文化財課啓発・整備担当(心のふるさと館内)
【電話】558-2206

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