文字サイズ
自治体の皆さまへ

〈市長新春対談2021〉騎手 藤田菜七子×守谷市長 松丸修久 (2)

2/24

茨城県守谷市

■夢を見つけたら一生懸命に
(藤田):中学2年生のときには絶対に騎手になりたいと思って、騎手になるためのスポーツ少年団に入りました。週5日、放課後に父と母に送ってもらって守谷市から美浦村まで行き、乗馬をして帰り、それから学校の宿題をして、寝て、朝起きたら剣道部の朝練に行って、という生活でした。美浦に間に合うギリギリまで中学校にいましたが、通うのに一時間かかるので、間に合わないときは学校を早退することもありました。もう10年前になるので、懐かしいです。
(松丸):中学生で人生をかけるものを決めるという人は、同級生でも少なかったでしょう。
(藤田):そうですね。何になろうかと悩んでいる友達の方が多かったのではないかと思います。なぜ自分がこの時期に決められたのか振り返ってみても、騎手になっている自分以外は考えられなかったとしか言えません。例えば、会社員になっている自分は想像できなかったです。絶対に騎手になるんだという気持ちで努力していました。後悔は特にありませんが、その頃に、もっとほかの道についての可能性を考えてみることがあっても良かったのかな、とも思います。
(松丸):10年前の自分を振り返って、現在の中学生にどんなことを伝えたいですか。
(藤田):先日、母校であるけやき台中学校の生徒会の子たちとリモートで話す機会がありました。なりたい将来が決まっている子、まだ決まっていない子、行きたい高校はあるけれど、そこで何をするかは決めていないという子もいて、なんというか、とても懐かしい気持ちでいっぱいになりました。子どもたちには、「やりたいことを見つけたときには、一生懸命やってみればいい」と言ってあげたいです。
私も、小学6年生で乗馬を始めるまでは、勉強も普通にして、ただ毎日遊んで過ごしていました。外で遊んで、鬼ごっこして。だけど、夢を見つけてからは、夢に向かってまっすぐに進んでいきました。人によって早い遅いはあると思いますが、やりたいことを見つけたときは、一生懸命やっていければいいなと思います。そしてやりたいことが見つかるまでは、いろいろなことを知ることも大事だと思います。

■守谷の友達
守谷に帰ってくることはありますか?
(藤田):たまに帰りますね。実家で過ごすことが多いですが、中学時代の友達と会ったりもしています。今は(コロナ禍で)こんな状況なので、なかなか皆で集まることはできませんが、会えば、中学校時代の話をしたりして、すごく盛り上がります。
(松丸):学校生活と乗馬と、両立が大変だったでしょうから、話も弾みますね。
(藤田):送迎してくれていた両親には、本当に感謝しています。美浦から帰ってから宿題をするのですが、眠くて記憶がないくらいの時間にやっていたので、あまりしっかりできていなかったかも(笑)。中学時代は結構忙しかったかもしれないですね。
(松丸):そういう時代の友達とはずっとお話できるでしょうね。
(藤田):そうですね。(友達と会えると)本当にすごく嬉しいです。乗馬があったので、剣道部には、朝練と、放課後は週1回火曜日しか行けなかったのですが、それでも剣道部の皆は優しくしてくれました。試合にも出させてもらって、それはすごく懐かしい、良い思い出として残っています。

■抱負を一言
最後に、本日のテーマである未来への抱負を一言、聞かせてください。
(藤田):騎手として、一鞍一鞍(ひとくらひとくら)を大事に乗って、一つでも多く勝って、勝利を積み重ねていきたいです。そして、たくさんの人に信頼してもらえる、愛される騎手になりたいです。
(松丸):政治というものは、まちの未来づくりをするためにあると思っています。藤田さんのような若い世代を守谷にいっぱい作りたいです。夢に向かって努力する子がいろいろな選択肢をつかみ取り、いきいきと活躍する、そういった子どもたちがのびのび育っていける守谷を作っていきたいです。
(藤田):ずっと応援していますので頑張ってください。
(松丸):ありがとうございます。これからも、藤田さんの益々のご活躍を、守谷からお祈りしています。

●藤田 菜七子 (Nanako Fujita)
日本中央競馬会(JRA)所属騎手。守谷市出身。23歳。
小学6年生時に馬に興味を持ち、乗馬苑に通い始める。剣道・空手を掛け持ちし、どちらも有段の腕を持つ。競馬学校時代には男子に混ざり厳しい学校生活を送る。
2016年3月3日に騎手デビュー。JRAで16年ぶりの女性騎手の復活となり、注目を集めた。同年3月女性騎手として初の1日2勝を挙げた後、次々と勝ち星を重ね、女性騎手の最多勝記録を更新し続けている。2019年2月ウィメンジョッキーズワールドカップで総合優勝し、その活躍を記念して令和元年度茨城県知事奨励賞を受賞。2020年4月には女性騎手初となるJRA通算100勝を達成した。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU