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国際交流員シュテファニーさんの「MORIYA滞在記」

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茨城県守谷市

■ドイツの5番目の季節
ドイツには日本と同じく春夏秋冬といったはっきりした四季がありますが、それ以外に「5番目の季節」と呼ばれている特別な時期があります。それはカーニバル(謝肉祭)です。普段真面目に生活を送っている老若男女のドイツ人が仮装して和気あいあいとし、冗談が飛び交って常にどこかから笑い声が聞こえてくるために「道化の時期」とも言われています。
毎年、11月11日にカーニバルの期間が始まりますが、主な行事自体は翌年に1週間にわたって開催されます。開催期間は毎年異なりますが、基本的に2月または3月に行います。
調べれば調べるほど奥深い年中行事ですが、主な流れは次のとおりです。まず、木曜日の「女性のカーニバル」で行事が始まります。女性が主導権を握っている一日で、女性は男性の代表的なアクセサリーであるネクタイを切ります。その日は多くのオフィスでスタッフ全員が盛り上がりますが、言うまでもなく朝のネクタイ選びは要注意です。
週末にもたくさんの集まりがありますが、ハイライトは「バラの月曜日」のにぎやかなパレードで、「灰の水曜日」に全てが終わります。昔はその後、イースター(復活祭)の前に46日間の断食期間が始まりましたが、現代では断食の厳しい規則はありません。最近では多くの人がお菓子やお酒を控えたり、好きなテレビやSNSを自粛したりして、十人十色の「我慢の時」を過ごします。
カーニバルは主にカトリックの地域であるドイツの西部と南部が祝うお祭りで、プロテスタントの影響が強い北ドイツでは、バラの月曜日には幼稚園や小学校で子どもが仮装することも多いですが、大きなパレードやイベントはありません。また、にぎやかなパーティーのようなパレードを開催する西ドイツのKarneval(カーネヴァル)と、伝統的な衣装が印象的である南ドイツのFastnacht(ファストナハト)の雰囲気もかなり違います。同じ年中行事でもお祝いの仕方は地域によってさまざまで、それもまたドイツの文化の多様性の証しだと言えるかもしれません。

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