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特集 あつまれ どうぶつの森 観光プロモーション~コロナ禍でも進み続ける新しい観光~(1)

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静岡県藤枝市

コロナ禍により、休業を余儀なくされた飲食店、中止された大規模なイベント。今までとは違う生活に多くの人が戸惑い、繰り返し押し寄せる感染拡大の波に、不安な日々を過ごしています。
でも、いつか必ず「日常」が戻ってくる、そう信じて、新しい生活様式を取り入れ過ごしています。
ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた取り組みが全国各地で進められるなか、この藤枝では、一風変わったプロジェクトが始動しました。その名は”あつまれどうぶつの森観光プロモーション“
コロナ禍にできることを模索し、コロナ終息後の藤枝への来訪拡大を目的に、本市は静岡産業大学の学生とともに取り組みました。
”コロナ禍だからこそできることを“
新しい形の観光プロモーションを紹介します。

■本市の観光資源
本市は、蓮華寺池公園の藤をはじめ桜、コスモスといった花や、瀬⼾川や朝⽐奈川、びく⽯などに代表される豊かで美しい自然に恵まれています。
さらに、日本一と称される長唄による地踊りを披露する藤枝大祭り、全国的にも大変貴重な⺠俗⽂化財である朝⽐奈大龍勢、国内外にその名が知られる4つの酒造が作る地酒やお茶、花火などの地場産業といった地域資源を豊富に有しています。
また、本市の文化として根付く、「サッカー」を通した交流も盛んで本市の魅力のひとつとなっています。

■本市の観光動向
本市はこれまで、地域住民が主体となった市民まつりや、地域資源を活用した着地型観光に力を入れてきました。
令和元年度まで、観光交流客数は、年間250万人前後を推移。イベント別に見ると、藤枝大祭り(25万5千人)をはじめ、藤まつり(25万人)、藤枝花火大会(17万人)、桜まつり(5万4千人)、せとやまるかじり(2万4千人)など、例年多くの観光客で本市が賑わいます。併せて、富士山静岡空港が開港してから、外国人観光客も増加傾向にあり、令和元年度には、開港時と比較して約8倍となる3万5千人が訪れ、本市はインバウンド需要を取り込むことにも力を入れてきました。

■新型コロナウイルスの影響
令和元年末に世界で最初の患者が報告されてから瞬く間に世界中に拡がった新型コロナウイルス感染症。本市でも令和2年7月に初めて感染者が確認されて以降、令和3年10月末までに累計867人もの感染者が確認され、猛威を振るいました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、主要なイベントの多くが中止となり、令和2年度の観光交流客数は、例年の半分以下の108万人と大きく減少。本市の観光産業も大きな打撃を受けました。


本市の観光交流客数の推移

■コロナ禍の新しい観光
コロナ禍で人々の往来が制限されるなか、居住地の近隣を旅する「マイクロツーリズム」が注目されはじめました。
本市で進めてきた地域資源を生かした着地型観光は、本市近隣からの観光客が多く、コロナ禍において「マイクロツーリズム」の役割を大きく果たしています。
しかし、コロナ終息後を見据え、今後の来訪の回復につなげるには、本市の地域資源の素晴らしさを知ってもらうために、魅力発信の工夫が必要でした。
「知ってもらうためにどうしたら良いのか」その答えが、ゲーム「あつまれどうぶつの森」の活用です。
このゲームは、プレイヤーが無人島の住人となり、島を自由に開発・発展させて楽しむもので、幅広い年齢層に人気です。
ゲーム内に、「藤枝市」を模したオリジナルの島を制作し、ゲームの中でユーザーが本市を観光する「バーチャル観光」を目指しました。
ゲームの舞台に「藤枝市」を登場させ、多くのユーザーが本市を訪れ、興味を持ってもらうのと同時に、コロナ終息後の観光需要の喚起につなげることを目指しました。コロナ禍だからこそできること。コロナ禍から生まれた新しい観光スタイルです。

■職員と地元大学生によるプロジェクトチーム結成
6月11日、静岡産業大学の学生7人と有志の若手市職員3人からなる「あつまれどうぶつの森観光プロモーションプロジェクトチーム」が結成され、活動がスタートしました。
静岡産業大学は市内にキャンパスを構える地元大学で、平成26年に、本市と包括連携協定を結び、ゴミ分別アプリを開発するなどさまざまな事業で連携しています。
プロジェクトの主体となった若者職員と地元大学生によるプロジェクトチーム結成(万人)の柔軟な発想と斬新なアイディアを取り入れながら制作に取り組み、4ヵ月間におよぶ活動の中、試行錯誤を重ね、10月21日、「ふじえだの島」がついに完成しました。

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