ユーザー登録
文字サイズ
自治体の皆さまへ

霧島市で貯“筋”運動、始めます。

3/28

鹿児島県霧島市

加齢と共に衰える力の一つが「筋力」。
筋肉が減り続けると、椅子の立ち座りや布団からの起き上がりなどの日常動作が難しくなることがあります。さらに進行すると、やがて介護が必要な状態になる原因にもなります。
市では健康生きがいづくり事業や地域のひろば推進事業などにより、生活習慣病や介護予防に取り組んできました。今年度から、その中で行う「体操」の効果をさらに高める取り組みを始めます。それが「貯筋運動」です。

◆全国的に広がる貯筋運動
貯筋運動とは、筋肉をお金の貯金のように日常的に蓄えておくことで、常に一定水準の筋肉を維持し、年をとっても自立した生活を送れることを目指す運動のこと。鹿屋体育大学名誉教授の福永哲夫さんが考案し、同大で研究が進められています。
「簡単・安全で楽しい」と全国に広がりつつあり、同大と連携して取り組んでいる小林市、南九州市、鹿屋市では参加者に大きな効果が確認されています。
運動では、加齢に伴って最も低下する脚の筋肉やお腹の筋肉を中心に鍛えます。自分の体重を使ってトレーニングするため、椅子があれば誰でも気軽に実践できます。貯筋のテーマ曲を歌いながら実施するので楽しく、血圧の上昇を防ぎながら行えます。

◆こつこつ延ばそう、健康寿命
市では健康運動普及推進員などを対象に指導者講習会を実施。今回は、一般向けに公募による「貯筋運動プロジェクト」を開催し、鹿屋体育大学が霧島市での実施の効果を検証します。その検証結果を元に、市の健康運動普及推進員などが地域のひろば推進事業や地域のサロン、出前講座などで貯筋運動教室を実施します。地域に普及することで、将来の霧島市民の健康寿命を延ばすことを目指します。

◆運動機能が大幅に改善しました
貯筋運動に3カ月間取り組んだ、県内の男女約110人(平均66.8歳)の結果です。どちらも記録が伸びています。
椅子から立つ、座るを10回繰り返した時にかかった平均時間11.0秒→8.4秒(2.6秒短縮)30秒間にできた上体起こしの平均回数12.5回→18.9回(6.4回増加)
(出典)動ける日本人育成を目指した「NIFSみんなの貯筋研究プロジェクト」研究報告2010

脚の横上げ:貯筋運動の立位プログラムの一つで、お尻の横に効果があります。上体を真っすぐ保ったまま、片側の足をゆっくり体の真横に上げます。つま先と膝は前に向けます。

背伸び:立位プログラムの一つで、ふくらはぎに効果があります。足を肩幅に開き、背筋を伸ばしたままかかとを上げ、つま先立ちになります。
親指の付け根辺りに体重を乗せるようにしましょう。

キック:貯筋運動の座位プログラムの一つで、太ももに効果があります。上体は良い姿勢を保ったまま、片側の膝から下を太ももの高さまで上げます。その後、ゆっくりと元に戻します。

椅子座り立ち:立位プログラムの一つで、お尻と太ももに効果があります。足を肩幅に開き、背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと立ち座りを繰り返します。目線は前に、つま先と膝は真っすぐ前を向くようにします。

MBCテレビで放送している貯筋運動の動画はこちらから。貯筋運動指導者から指導を受けた上で行うことをお勧めします。

◆毎日、朝夕たった5分の「薬」
貯筋運動プロジェクトを勧める 鹿屋体育大学名誉教授・客員教授川西正志さん(66)
人は加齢と共に筋肉量が減少し、筋力が低下します。一般的には50歳を過ぎると1年で1~1.5%ずつ縮小していくといわれています。
少しきついけどできそうな強度の運動をすることが、筋肉を増やすこつ。貯筋運動は、生活に必要な最低限の筋力を付けることを目的に、平成21年から本格的に研究を始めました。高齢者や障がいがある人が座ってできる動作を取り込んでいるため、椅子を使うのが特徴です。立って行う動作も、椅子が支えになり体に掛かる負荷を少なくする効果があります。貯筋運動をする人には、トレーニングや体の変化を記録する貯筋通帳を配布し、改善を「見える化」。続けたくなる仕組みもあります。近年、若者や子どもまで筋力が衰える計測結果が出ています。貯筋運動は毎日朝夕5分ほどの取り組みで効果が得られます。副作用がない筋肉への「薬」だと思って、みんなに取り組んでもらえるとうれしいです。

◆貯筋運動プロジェクト参加者募集
貯筋運動を学ぶ、運動機能を測定する人
貯筋教室と体力測定会の両方に参加する人(Aグループ)と、体力測定会だけに参加する人(Bグループ)を募集します。運動不足を感じている人は、専門的な測定を受けられる測定会だけでも参加しませんか。参加無料です。
定員:Aグループ20人、Bグループ20人(申し込み多数の場合は抽選)
申込期限:9月7日(金)
対象:原則、次の日程に参加できる60歳~80歳で、医師からの運動制限や関節系の障害がなく、日頃運動不足を感じている人

〇事前体力測定(A,B共通)
日時:10月7日(日)午前8時~午後3時
場所:国分公民館スポーツ施設
〇貯筋運動教室(Aのみ)
日時:10月10日(水)~12月12日(水)の毎週水曜の午前9時~10時30分
場所:サン・あもりほか
〇事後体力測定(A,B共通)
日時:12月16日(日)午前8時~午後3時
場所:国分公民館スポーツ施設
問合せ・申込先:健康増進課【電話】64-0739

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

自治体からのお知らせ欄
コメント
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-20-5 石川ビル3階