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移住・定住 選ばれるまち「那須烏山」を目指して(1)

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栃木県那須烏山市

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、テレワークなどの普及により、都会の過密を避け、地方への移住を希望する人が全国的に増えています。
こうした中、人口減少が進む本市では、移住者を呼び込み、定住を促すことを目的に、様々な支援を行っています。
今月は、「移住・定住」について、「空き家バンク」をはじめ市が行う支援制度のほか、実際に本市に移住し、念願の田舎暮らしを実現した人の暮らしぶりなど、那須烏山市での「暮らし」の実現に向けた取り組みを紹介します。

◆若い世代の移住者が増加
これまでの地方暮らしといえば、「定年退職後に田舎で悠々自適に暮らしたい」など、セカンドライフとしての移住が主流でした。もちろん、そうした声は現在も根強く、実際に、定年退職などを機に本市へ移住し、魅力ある生活を送りながら地域活動にも積極的に携わっている人が多くいます。
また、ここ数年は、地方移住が国の政策として取り組まれ、単身者・子育て中の人など若い世代で移住・定住を希望する人も増加しています。このような中、令和2年度以降は、新型コロナウイルスの感染拡大により、地方での暮らしを希望する人からの相談がさらに増加しています。

◆本市への移住・定住相談件数も増加
東京都は、平成9年以降、24年にわたって転入超過が続いてきましたが、令和2年の転入超過数は前年比▲56%と大幅に減少し、令和2年7月以降8か月連続で転出超過しています。
本市でも、まちづくり課における移住・定住相談の受付件数は、令和元年度は230件だったものが、令和2年度には、都内の移住フェアなどが新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となったにも関わらず、244件に増加するなど、地方暮らしの意識が高まっていることが分かります。

◆働き方にも変化が
コロナ禍において、「テレワーク」などのオンラインによる働き方改革が飛躍的に普及したことなどにより、都市部から地方への移住の意識が高まり、場所や時間を選択できる働き方や暮らし方が広がってきています。

◆「移住・定住」促進の必要性
国立社会保障・人口問題研究所の「日本の地域別将来人口の推計」によると、本市の人口は、19年後の令和22年には、総人口が1万6722人にまで減少する見通しとなっています。(図表1)
人口減少が進むと、地域活動などの担い手不足、行政サービスの低下など、市民の皆さんの生活にも大きな影響を与えることが考えられます。
このため、第2期人口ビジョンでは、人口推計(1万6722人)に比べて1278人多い、1万8000人の人口を維持することを目標としています。この数値を実現するには、移住・定住の促進が大変重要なポイントとなります。
そこで、市は、地方移住を積極的に受け入れるため、那須烏山市が持つ「暮らし」の魅力に着目し、「選ばれるまち」となるよう、積極的にPRを進めていく方針です。

◆人口が増えれば、活力ある地域になるのか
さて、この将来人口の目標値(1万8000人)に対し、ただ単に人口増加を進めていけば、地域の活力が維持できるのでしょうか。また、地域の「活力」とは、いったいどういうものなのでしょうか。
旧烏山町と旧南那須町が合併し、那須烏山市が誕生した平成17年の総人口は3万1152人でしたが、以降も人口減少が続き、令和3年4月1日現在の人口は2万4371人となっています。
単にその減少した人口を元通りに増やせば地域の「活力」は維持できるのでしょうか。
人口減少における一番の問題は、人口減少を背景とする「安全・安心」、「楽しさ・にぎやかさ」の減退であると考えられています。人口減少は、本市のみならず、ほとんどの地方都市が抱える問題であり、全国的なこの流れは、残念ながら今後も続くことが想定されます。
移住・定住の取り組みを進めるうえでは、人口の維持・増加に向けた取り組みを展開しつつ、地域性に共感する移住者を多く獲得し、在住者と調和を図り、地域の活力の維持・増進を目指すことが最も大切であると考えられています。

◆本市の具体的な取り組み
本市では、本市への移住希望者や、市内に住んでいる人に定住していただけるように、住宅取得に関する奨励金制度を設けるとともに、転入者を対象とした家賃補助制度を行っています。
また、市内の空き家などを利活用して、定住促進や商業活動等の活性化を図るために「那須烏山市空き家等情報バンク制度」(空き家バンク)を展開しています。
このほか、本市が好きで、市の地域性に共感する移住者を多く獲得するために、市ホームページの那須烏山市定住促進サイト「なすからいふ」やSNSなどをとおし、本市の「暮らしぶり」の魅力を広く発信しています。

◆居心地のよい地域にするために
市では、移住者に対し、様々な補助制度などを設けていますが、「暮らしやすさ」で重要となってくるのは、地域の人々との関わりだと思います。
在住者が移住者を受け入れ、地域の輪を広げていき、同じ地域に住む仲間として、互いにとって居心地のよい環境をつくっていくことが大切なのではないでしょうか。

本市での豊かな暮らしを今後も継続して実現していくためには、地域性に共感する移住者を多く獲得し、在住者、移住者がお互いに手を取り合って、暮らしを紡いでいく必要があります。
豊かな自然や、歴史と文化が息づく、風情と人情がある那須烏山市。市の魅力をより多くの皆さんに発信してもらい、移住者に選ばれるまち「那須烏山」を皆で実現していきましょう。

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