一般会計の歳入の決算額は、国庫支出金の減などにより前年度と比較して微減となりました。
歳出の決算額は、特別定額給付金の給付終了に伴う補助金などの減により微減となりました。
■市の貯金―基金残高
16種類の基金(貯金)があり、総額は約64億4000万円となっています。そのうち50・7%を占めるのが、市の財政をやりくりするための貯金である「財政調整基金」です。令和3年度は、約6億5000万円を積立てています。
■市の借金―市債残高
市の借金である市債の現在高は約281億1000万円です。前年度と比較して、一般会計で約200万円、その他の会計で約5億6000万円減少しています。
公共施設の建設や改修の際に長期的な借金をする理由は、建設時の納税者だけではなく、施設を利用する次の世代にも負担を求めることで世代間の公平性を保つためです。
一般会計歳入決算額:188億8,425万9千円(対前年度比0.8%減)
一般会計歳出決算額:176億4,215万1千円(対前年度比2.7%減)
■各会計の決算額(単位/千円)
■歳出を目的別で見た決算額と市民1人当たりの決算額
目的別で見ると、民生費が全体の約3分の1を占めています。
これは認定こども園運営や児童手当、医療・介護保険、生活保護など福祉事業の比重が高いことによります。
歳出決算額(目的別):176億4,215万1千円
市民1人当たりの決算総額:65万1,386円
民生費:51億9,842万4千円(19万1,937円)認定こども園運営、障害者・高齢者福祉など
土木費:33億6,035万2千円(12万4,071円)道路、橋、公園、市営住宅の整備や維持管理など
教育費:15億5,786万6千円(5万7,520円)学校、公民館、体育施設の整備や維持管理など
公債費:15億5,353万3千円(5万7,360円)市債(借金)の返済
総務費:15億4,700万8千円(5万7,119円)戸籍や住民票の管理、防犯対策、財産管理など
衛生費:9億3,137万6千円(3万4,388円)ごみ処理、予防接種、妊婦・乳児健診など
農林水産業費:7億8,660万8千円(2万9,043円)農林水産業の振興や農道、排水施設の整備など
商工費:5億4,167万8千円(2万円)企業誘致、商工業の振興、観光推進など
消防費:5億3,126万5千円(1万9,615円)消防施設や災害対策など
議会費:1億6,959万7千円(6,262円)議会の運営
労働費:3,016万円(1,114円)雇用対策、市民への生活資金融資など
その他:14億3,428万4千円(5万2,957円)基金(貯金)への積立金や災害復旧費など
※( )内は1人当たりの決算額。令和4年3月31日現在の住民基本台帳人口(2万7,084人)で計算しています。
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