今年度、波佐見中学校1年生は文化教育・キャリア教育の一環として、1年を通して波佐見焼についての学習を行いました。
◆第1部 歴史と現在を知ろう
講師に歴史文化交流館の中野学芸員、波佐見焼振興会の山下様をお招きし、波佐見焼の歴史と現代の波佐見焼について、それぞれ講演を行っていただきました。生徒たちは波佐見焼のルーツや製造体制の変化を知り、素直に驚いていました。
◆第2部 波佐見焼の製造工程を知ろう
第2部では、現代の波佐見焼の製造工程計6種を見学・体験しました。生徒たちは普段は見ることのできない職人の技を真剣に真似しようとしていました。しかし、上手にできず改めて職人のすごさを実感しているようでした。
◆第3部 実際に現場にいってみよう
波佐見焼の工場を見学しました。(和山・西海陶器・OYANE)製造・出荷・販売と商いの流れを間近で体験しすることができました。生徒たちは初めて見るものばかりで目が輝いていました。
その後、学校に戻りマグカップと5寸皿に絵付け体験を行いました。
◆第4部 自分のお皿を焼いてみよう
マグカップの焼成は窯元さんへお願いをし、5寸皿は畑ノ原登り窯跡で焼成しました。
昔の人はこんなに大変なことをしていたんだと生徒たちは汗を流しながら真剣に作業に取り組んでくれました。普段はない特別な体験ですので、心に残る体験になったと思います。
波佐見ならではの体験が郷土愛を育み、よりよい波佐見町を創ることに繋がる活動にしていきたいと考えています。
問い合わせ:教育委員会 社会教育班
【電話】85-2034
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