■悪いのは、あなたではありません
DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、配偶者や恋人など親密な関係にある、または過去にあった人との間に起きる暴力のことです。暴力の形もさまざまで、「殴る・蹴る」だけではありません(本紙2面参照)。
DVの被害者本人が「被害を受けている」という自覚がない場合もあり、また、周囲に話すのをためらったりして、発覚が遅くなることがあります。その結果、DVを受けた人はPTSD(心的外傷後ストレス障害)に陥ることもあり、その後の人生に深く、大きな影響を受けてしまいます。
人間関係は対等なものであり、DVは犯罪となる行為も含めて重大な人権侵害行為です。被害者自身だけでなく、周囲の人たちも1日でも早くDVに気付き、適切な支援を受けることが大切です。「この程度で相談していいのだろうか」と迷わずに、まずは相談してください。
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