文字サイズ
自治体の皆さまへ

秋の常葉路をたすきでつなぐ「第46回田村市ビートル駅伝大会」

1/48

福島県田村市

仲間のもとへー
たすきととともに、つなぐものー

第46回田村市ビートル駅伝大会は11月3日、常葉運動場をスタート・ゴールとした周回コースで行われ、小学生の部15チーム、中学生の部5チーム、高校・一般の部5チームの計25チーム・265人が参加しました。
第3回大会から連続出場する「二七の会」は今大会がラストラン。レジェンドメンバーが若い世代のランナーと力走し、大会を盛り上げました。
※「二七の会」については、以下で詳しく紹介します。
大会結果は、市ホームページをご覧ください。

■がんばれ!一生青春『二七(にしち)の会』
1977年に始まった「田村市ビートル駅伝大会」の前進となる「青年団駅伝大会」を盛り上げる目的で、常葉中学校卒・常葉町在住の同級生を中心に1979年に結成。「昭和27・28年生まれ」で当時「27歳」だったことから「二七の会」と命名。
第3回青年団駅伝大会(同年)に初参加、その後43回連続出場。70歳の節目に一つの区切りとして、第46回田村市ビートル駅伝大会でラストランとなった。現在会員は21人。
(※ビートル駅伝での各区間の走者については本紙またはPDF版をご覧ください。)

■interview
二七の会選手兼監督 渡邉一生(かずき)さん(70)
▽Profile
昭和27年10月28日、常葉町生まれ。中学生から駅伝を始める。二七の会の活動をきっかけに、フルマラソンにも挑戦、現在では通算52回完走。初のフルマラソンはホノルルマラソン。

◇幾多の難局を乗り越え、ビートル駅伝ラストラン
現在も会長でランナーの渡邊哲夫君の「青年団駅伝大会を盛り上げよう」との声掛けがあって二七の会はスタートしました。第3回大会に初参加、第6回大会では優勝も成し遂げて、会は盛り上がり、ランナーであるならばフルマラソンに挑戦しようと、ハワイ島の「ホノルルマラソン」にも4人が参加。42・195キロメートルの未知の距離を全員無事完走し、帰国後の報告会でハワイでは「ときわの言葉で通じた」と盛り上がったのを今でもよく覚えています。それからも青年団駅伝大会に参加する傍ら、会員で定期的に旅行に行くなどして親睦を深めてきました。
ふくしま駅伝が開催されるようになってからは、常葉町の成績が話題に上るように。当時は、70位ぐらいで相当遅かったので、これではだめだと、外部コーチから指導を受けたり、都路村や葛尾村と合同合宿などをしたりして、総合31位まで順位を上げました。
同時に、長期的に小学生からランナーを育てようとスポーツ少年団「ときわランナーズ」を結成、各種大会に参加し、夏休みは合宿などをしてチームワークの重要性を体験させました。遂には、ときわランナーズ出身の2人の選手が箱根駅伝に出場したことは本当にうれしく、大会当日は現地へ応援に行きました。(戸澤奨さん:2017年、国士舘大学2年時から3年連続出場、鼡田章宏さん:2018年、同大学2年時から3年連続出場)
こうして活動を続けてこられたのも「二七の会」発足があったから。それぞれが会や相手のことを思って行動してくれるからこそ続けることができたと思います。これまで、数々の難局を乗り越えてきましたが、定期的に仲間に会い、近況を聞いて盛り上がり、親睦を図り、助け合いながら「絆」を深めてこられたことは何ものにも代え難い大切な財産になりました。
個人的には会としてまだまだ「走り」続けていきたいですが、ビートル駅伝は70歳の区切りでラストラン。走り終えたときは少し寂しい気持ちになりました。しかし今後も、二七の会としての活動は続けていきたい。ボランティアなどでお世話になった地域に貢献できるような活動をしていければと思っています。会のみんなが賛同してくれればいいですけど(笑)。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU