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新総合計画通信ー審議会委員に聞く INTERVIEW-Vol.4

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

市では、現在新たなまちづくりの指針となる新総合計画の策定を進めています。計画を審議する総合計画審議会の委員の皆さんに、これからのまちづくりに期待することなどを伺います。

アリティーヴィー株式会社 副社長
浜 知美さん
(プロフィール)
元東日本放送アナウンサー。仙台でインターネットテレビ「アリティーヴィ―」を開局し、番組制作や運営に携わる。多国籍のスタッフと共に、仙台・宮城の魅力を発信中

Q:専門分野について教えてください
A:以前は地上波テレビ局のアナウンサーでしたが、宮城・東北の魅力を世界へ配信したいと思い、自分たちでインターネットテレビ局を立ち上げました。
震災後には、仙台・宮城の復興していく様子を英語と日本語で発信するウェブサイト「とうほく復興カレンダー」を制作(〜平成29年)。それを機に外国人スタッフを採用し、さまざまな国の人たちと接する中で、多文化共生の楽しさと難しさを知るようになりました。
現在はSNSなども活用し、英語・中国語・タイ語・インドネシア語など約10言語で情報発信しています。世界中で新型コロナウイルス感染症の影響が大きい今は、これまで撮りためてきた仙台・宮城の観光地の写真や動画を国内外向けにアップ。「いつか遊びに行きます」という海外からの返信も多く、これからも仙台の元気な姿を配信し続け、世界の皆さんを歓迎する気持ちを伝えたいです。
世界中の方々と交流を深める中で、新しい学びや発見がたくさんあります。その経験を仙台のまちづくりにも生かせたらと思っています。

Q:多文化共生によってどんな可能性が広がる?
A:国際交流を通して、自分が常識だと思っていたことが必ずしもそうではないのだと気付かされます。例えば日本人にはあいまいに話しても伝わるけど、外国人には伝わらない場合もある。国や民族によって文化や考え方が違うだけでなく、私の周りの外国人は相手を思いやる気持ちや感謝の心を言動で示すことも多く、見習うべき点だと感じています。
特に「学都」としても知られる仙台には、さまざまな国から留学生がやってきて、市民にとっても、外国人と接する機会に恵まれていると思います。この環境を子どもの教育にも生かし、小さい頃から外国の文化に触れることが大切だと、審議会でも提言しています。多様性を学ぶことで心のバリアフリーを進め、子どもたちの視野や可能性が広がればと願っています。

Q:これからの仙台に望むことは?
A:これまで仙台市は、国際会議の誘致や開催支援にも力を入れてきました。仙台国際センターなどの会議施設も整えましたし、私自身も国際会議等を誘致するための市のプロモーション映像の制作に携わった経験があります。また外国人にとって過ごしやすいまちづくりを進めるなど、国際的に開けたまちとして実績を重ねてきたので、今後もその歩みを継続できれば、日本有数のコンベンション都市として発展できるだろうと期待しています。
そして仙台が、海外から訪れたいと思えるさらに魅力的なまちになるためには、一人一人が異文化理解を深める身近な国際交流を始めることが大切です。仙台で暮らす外国人ともっとコミュニケーションを図り、彼らが快適と思えるまちをつくっていくことが必要だと感じます。留学後、就職に仙台・宮城を選んでくれるなど、交流人口が増えることで、地域のグローバル化や経済の活性化にも結びつくと考えています。

■「学都・仙台」の由来
仙台には、大学をはじめとする教育機関が集まり、多くの若者がこの地で学んでいます。人口に対する学生数(大学生・大学院生・短大生)の割合は20政令指定都市中3位で、京都市・福岡市に次ぐ高い水準となっています。
「学都」と呼ばれるようになったのは明治末期。現在の「杜の都」につながる「森の都」と呼ばれるようになったのも、その頃です。古くは仙台藩の藩校「養賢堂」における学びに始まり、伊達家の文芸を尊び好奇心にあふれる気風のもと、豊かな緑によって静寂と清浄に包まれた仙台は、学びの場にふさわしいまちとして「杜の都」と「学都」が一体的に深化していったとも言われています。
一方で、卒業後は多くの若者が東京圏に流出しているという現実もあります。東京圏への転出超過数は、政令指定都市の中で2番目の多さです。
学都が持つ知的資源やネットワークを最大限に生かし、未来を見据えた「学都・仙台」を一緒につくっていきましょう。

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