■申告の準備に取り掛かりましょう
年が明けると所得税の還付申告書の受け付けが始まります。申告に必要な、農業所得や医療費などの資料や領収書は、余裕を持って整理集計をしましょう。相談会場では集計はできません。必ず自宅で集計してください。
(1)年末調整では扶養控除の重複などに注意してください。
給与所得者の方は年末調整の時期です。家族の複数の方が同じ方を扶養控除の対象としないよう注意してください。対象とできるのは、所得が48万円以下の方です。重複があった場合や所得が48万円を超える場合、追加で所得税を納めることになりますので十分注意してください。
(2)農業収支内訳書の作成
1月中旬から農業収支作成相談会を実施します。
この相談会では、分からないところを農業相談員に聞きながら自分で収支内訳書が作成できるように支援します。市で減価償却費を登録されている方は農業収支作成相談会や申告相談の会場で明細書を渡します。令和4年中に減価償却資産に変更(10万円以上の農機具などの新規購入や売却・廃棄など)が無かった方は、1月中旬からは電話にて金額のみの回答もできますので問い合わせください(変更があった場合は相談会に来場ください)。
自分で作成できる方は申告相談の時に収支内訳書を持参してください。集計表の様式は市ホームページに掲載しています。申告相談の会場には農業相談員はいませんので、不明な点は必ず1月の農業収支作成相談会で相談してください。
※災害を受けた農地の復旧工事にかかる経費負担をした方は、工事の内容・領収書類・補助金などの明細が分かる書類を持参の上、農業収支作成相談会で相談してください。
◯確定申告はスマホ・パソコンで電子申告!
令和4年分確定申告(令和5年1月上旬)から国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を利用した申告がさらに便利になります。
・1、青色申告決算書・収支内訳書がスマホで作成可能になります。
・2、マイナンバーカードの読み取りが3回から1回になります。
・3、マイナポータル連携による申告書への自動入力の対象が拡大します(医療費通知情報や公的年金などの源泉徴収票等)。
※マイナポータル連携とは、マイナポータル経由で、控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、各種申告書の該当項目へ自動入力する機能です。
電子申告なら、土、日曜日でも夜でも申告できます。
また、紙で出力して提出することもできます。
ぜひ活用してください。
詳しくは国税庁ホームページに掲載されています。
問合せ:税務課
【電話】0854-40-1034
■国民健康保険医療費通知の送付
国民健康保険に加入されている世帯へ、被保険者の皆さんの健康や医療費に対する意識を高めていただくことを目的に、医療機関などでかかった医療費の明細が記載されている「医療費通知」を年4回送付しています。
医療費通知は、確定申告の医療費控除の手続きに使用することができます。
なお、医療費控除の対象となる支出で、医療費通知に記載されていない医療費がある場合や医療費通知が間に合わない場合には、医療費の領収書に基づいて「医療費控除の明細書」を作成し、その明細書を申告書に添付する必要があります。
また、実際に窓口で負担された額と異なる場合にも、自身で金額を訂正して申告していただく必要があります。
◎医療費通知発送時期
問合せ:市民生活課
【電話】0854-40-1031
■後期高齢者医療医療費通知の送付
島根県後期高齢者医療広域連合では、後期高齢者医療の被保険者の皆さんへ医療費通知を送付します。
確定申告の医療費控除の手続きに、医療費通知を使用することができます。
対象者:被保険者全員
発送時期(予定):令和5年1月中旬(令和3年11月から令和4年10月までの診療分)
※令和4年11月から12月までの診療分の医療費や、医療費通知に記載されていない医療費がある場合は、自身で領収書に基づいて別途「医療費控除の明細書」を作成して申告書に添付する必要があります。
◯療養費(柔道整復、あん摩マッサージ、はりきゅう)の確定申告
療養費通知を確定申告に使用される場合は、令和4年5月送付分(令和3年10月から令和4年1月までの施術分)、9月送付分(令和4年2月から5月までの施術分)と令和5年1月送付予定分(令和4年6月から9月までの施術分)を併せて使用してください。
※令和4年10月から12月までの施術分については施術所が発行する領収書が必要です。
問合せ:市民生活課
【電話】0854-40-1031
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