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町長歳時記 (186)

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山形県朝日町

■二つの言葉
~他者のために生きる 支え合って生きる~

「『歴史を見ると、人間は恐怖を感じる時のみ大きく進化する』良き方向に進むためには、今の状況をうまく生かすしかありません」これはフランスの経済学者であり思想家であるジャック・アタリ氏の言葉で、ちょうど2年前の5月、全世界がコロナ禍に巻き込まれ甚大な影響を受け始めた頃出会った言葉でありました。
また、「パンデミックという深刻な危機に直面した今こそ『他者のために生きる』という人間の本質に立ち返らねばならない。協力は競争よりも価値があり、人類は一つであることを理解すべきだ」そして「私たち全員が次の世代の利益を大切にする必要がある。それがカギです。次世代の利益となるような行動をとることができれば、それが希望となるでしょう」当時これらの言葉を漠然と理解したような思いになっていた私でありましたが、あれから2年が経ち、コロナ禍の上にさらにロシアによるウクライナ侵攻が広く世界中に多大な影響を与えている現実の中で、より重い意味を持った言葉として私たちに問いかけて来ます。
「『自然』とは生きものが支え合っている仕組みであります。人と周りの生きものがどのような関係性をもってそのような生き方をしているのか、その仕組み自体が『自然』なのであります。『自然が豊かだ』ということは、その生きものを支える仕組みがうまくいっていることであり、いろんなものが生きられるように環境が整っているということであります。ものの集まりではなくて、もの同士支え合っている仕組み自体を『自然』というのだと思います」法然院第31代貫主梶田真章師の言葉が心に沁みて来ます。
6月5日は町で定めた「空気の日」。「自然」「環境」を優しく包む、目には見えない大切な「空気」。朝日連峰の懐にたたずむ世界で唯一の「空気神社」の御前で、静かに手を合わせていただければと思います。

朝日町長 鈴木浩幸

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