日本一元気な健康都市おおぶを目指して
■令和3年度に実施した大府の主要施策
さまざまな事業の中から、新規施策や主要施策の一部を紹介します。
〇持続可能なまちづくりを推進
大府市長 岡村秀人
令和3年度は、本市のまちづくりの指針である第6次大府市総合計画の2年目に当たり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を図りつつ、計画人口10万人の達成に向け、着実に歩みを進めた年でした。
新型コロナウイルス感染症対策については、関係機関との連携により、新型コロナワクチンの接種を円滑に進めつつ、感染症の影響を受けた市民や事業者を迅速かつ強力に支援できるよう、給付金の早期支給やプレミアム付商品券の発行事業など、各種の対策を実施しました。
新たなスポーツ施設として、本市初の硬式野球の利用も可能な市民球場の用地取得をはじめ、小学校体育館への空調機の設置、ゼロカーボンシティの推進、福祉総合相談室の新設、「バイオリンの里」実現に向けた取り組み、交通安全対策の推進など、市民の皆さんが安心して健康的に生活できるよう、ハード・ソフトの両面からさまざまな事業を実施したほか、令和2年度に中止・延期となった市制50周年記念事業については、新たな付加価値を持たせた「市制50周年Plus1記念事業」として、東京2020オリンピック聖火リレーや中学生サミットなどを開催しました。
これからも、「ファーストワン(先駆性)」「オンリーワン(独自性)」「プラスワン(付加価値性)」の観点から、「いつまでも住み続けたい サスティナブル健康都市おおぶ」の実現に向け、各種施策を着実に進めてまいります。
◆魅力あるまちへの整備
〇統合新設保育園の整備 8億1898万円
老朽化した吉田保育園・米田保育園を統合した新たな公立保育園を馬池町地内に整備するため、令和5年度の開園に向けて建設工事に着手しました。
〇新たなスポーツ施設の整備 9億1074万円
市初の硬式野球での利用も可能な市民球場の用地を取得するとともに、新スポーツ施設整備検討委員会で今後の整備方針などを協議しました。
〇ゼロカーボンシティの推進 741万円
植物由来の素材を原料としたバイオマスプラスチック製の市指定ごみ袋を導入したほか、省エネ講座やクリーンエネルギー自動車を活用した啓発活動などを行いました。
〇「バイオリンの里」実現に向けた取り組み 493万円
市出身のバイオリニスト・竹澤恭子さんによる中学校訪問コンサートを行ったほか、鈴木バイオリン製造(株)から寄贈された鈴木政吉像を修復し、愛三文化会館に設置しました。
〇小学校体育館への空調機の設置 1億7350万円
小学校4校(神田・北山・共和西・石ケ瀬)に空調機を設置するとともに、残る5校の設置に向けた設計を行いました。
〇国登録有形文化財のPR 15万円
国登録有形文化財に登録された明神樋門・明神川逆水樋門を市内外にPRするため、文化財の案内看板を設置しました。
◆市民に寄り添う支援
〇交通安全対策の推進 5196万円
県外で発生した下校中の小学生の交通死亡事故を受け、市内小・中学校の通学路などの総点検を行い、緊急対応を要すると判断した箇所に交通安全対策を行いました。
〇子育て世帯への支援の充実 326万円
多胎児の妊婦に対する健康診査の補助拡大、公立保育園の一時預かりを無料で利用できるクーポンの発行、おおぶ祖父母手帳「まごまご」の作成などを行いました。
〇福祉総合相談室の設置 190万円
困り事を抱える市民からの相談に、包括的に対応できる福祉総合相談室を新設したほか、亡くなった方に関する手続きをワンストップで行う「おくやみ窓口」を開設しました。
◆市制50周年Plus1記念事業
〇東京五輪関連事業の開催 1096万円
東京2020オリンピック・パラリンピックに関連し、オリンピック聖火リレーやパラリンピック聖火採火式を開催しました。
〇障がい者アート作品展の開催 200万円
障がいのある方に対する理解促進を図るため、作品展・音楽・舞台演劇などの発表を行うイベント「パラアートおおぶ2021」を開催しました。
〇サクラを活用した清酒造り 139万円
市制50周年を記念して新たに市の木に指定した「サクラ」を広く周知するため、二ツ池公園のソメイヨシノから抽出した酵母を使った清酒「桜舞(おおぶ)」を製造しました。
〇中学生サミットの開催 23万円
政策形成過程の仕組みを体験し、今後の学校生活や社会生活に生かすことを目的に、中学生サミットを開催し、中学生がこれから実践すべきことを共同宣言として発表しました。
◆新型コロナウイルス感染症対策
〇新型コロナワクチンの接種 6億2477万円
市内の公共施設・企業での集団接種のほか、市内医療機関での個別接種、藤田医科大学病院での大規模接種などにより、希望者への円滑かつ迅速な新型コロナワクチン接種を行いました。
〇子育て世帯への給付金の早期支給 17億9911万円
国の経済対策に基づき、児童1人当たり10万円の給付金をいち早く支給したほか、国の給付の対象外となった世帯についても、本市独自に同額の給付金を支給しました。
〇コロナ禍に苦しむ事業者への支援 7309万円
プレミアム付商品券「おぶちゃん商品券」の発行、あいスタ認証店に対する応援金の交付、中小企業に対する設備投資の支援などを行いました。
〇子どものつながりの場づくり 98万円
コロナ禍で不安を抱える子どもたちが孤立しないよう、旧消防署共長出張所を活用し、フードドライブを行いました。
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