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長崎県大村市

『口が開けづらくないですか?』

大村アイランド歯科・矯正歯科 島田 淳史 先生

口の開閉時に「カックン」「ゴリゴリ」「ジャリジャリ」といった音が聞こえたり、耳の前あたりが痛んだり、口が開けにくくなったりする症状は、顎(あご)の病気である顎関節症(がくかんせつしょう)においてよく見られます。
はじめに最もよく自覚される症状としては、「カックン」といった顎の雑音、関節雑音があります。顎には関節円板というクッションのような役割の組織があります。それが正しい位置よりずれてしまうことで、音が生じています。しまいには、口が開けにくくなっていく場合があります。そのほか、顎関節が炎症を起こして痛んだり、頭痛や肩こり、耳が詰まったような症状の原因となったりする場合もあります。
顎関節症の原因として、顎関節や、顎を動かす筋肉が構造的に弱いことや、加齢による低下などがあげられます。そして、このような身体的要因に、歯ぎしりや食いしばり、ほおづえ、嚙み合わせの悪さなどにより、顎に強い力が連続的に加わることで発症しやすくなるといわれます。例えば、硬いものを噛んだり、合唱やカラオケで口を大きく開けすぎたりして痛みを訴える人も少なくありません。
新型コロナウイルスの感染拡大後は、マスクの着用により負担がかかり発症するケースも見られます。マスクをつけるときは紐の強さを調整し、外食時マスクを下げる「あごマスク」も、紐に引っ張られて顎に力がかかるため避けるのがよいでしょう。また、うつ伏せで寝ると、短時間でも顎に負担がかかり、発症しやすくなります。
軽症の場合は、原因になった動作を控え、口を大きく開けないなど安静にすることで改善しますが、治療が必要なケースは、薬によって炎症や痛みを抑えたり、筋肉をほぐしたりします。歯ぎしりや食いしばりによる顎への負担を減らすため、口のなかに、スプリントというマウスピースを入れる療法を行うこともあります。
また、顎関節の痛みには、ほかの病気、例えば、腫瘍やリウマチなどが原因の場合もあります。症状が改善しない場合はお早めに近隣の歯科や口腔外科にご相談ください。

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