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≪特集≫令和4年度 施政方針(1)

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長崎県大村市

2月24日に開かれた市議会定例会で、園田市長は、令和4年度の市政運営の基本方針を示す『施政方針説明』を行いました。

本市は、本年2月11日で「市制施行80周年」、また、4月6日で「ボートレース大村開設70周年」という節目の年を迎えます。
秋には、いよいよ新大村駅が開業し、高速交通「三種の神器」といえる空港・高速インターチェンジ・新幹線駅の全てがそろい、都市発展へのポテンシャルが一層高まることとなります。
本市の充実した高速交通網を最大限に活かしながら、「Society5.0」を見据えた未来都市づくりや、IR誘致をはじめとする長崎県や他自治体が進める大型プロジェクトなどとの連携を視野に入れたまちづくりに取り組むなど、さらなる発展に結び付く施策を推進します。
変革の真っただ中にある長崎県の中央に位置するという地理的特性に加え、国内有数の高速交通要衝の地としての優位性を誇り、県内13市の中で唯一人口が増加し続けている本市だからこそ、「本市が長崎県をけん引するトップランナーである」という気概をもって、市議会ならびに市民の皆さまのご理解とご協力を賜りながら、本市が目指す将来像「行きたい、働きたい、住み続けたい しあわせ実感都市 大村」の実現に向け、全力で取り組みます。

◆新型コロナウイルス感染症対策
・新型コロナウイルス感染症に感染され、現在も入院・療養されている皆さまの一日も早い回復を心からお祈り申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、最前線で対応されている医療機関、介護・福祉施設などの従事者の皆さま、日頃から新型コロナウイルス感染症対策にご理解とご協力をいただいている市民の皆さま、全ての関係者の皆さまに、深く感謝申し上げます。

・感染対策の決め手となるワクチン接種については、3回目の接種や5歳から11歳までの子どもへの接種開始など、医師会をはじめ、関係機関との連携を密にし、接種を希望される全ての市民の皆さまが速やかに接種を受けられるよう、万全を期して取り組みます。

・経済対策については、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けた業種などの把握に努めながら、国・県の取り組みや予算措置などを踏まえ、市内経済の状況に応じた、きめ細やかな対策を積極的に実施します。

◆1.人を育むまち
・待機児童については、年度当初の時点では解消できていますが、年間を通した待機児童の解消が課題となっています。令和4年度は、これまで保育士確保のために取り組んできた既存事業を着実に推進するとともに、令和5年度から拡充する保育士就職祝金や新たに創設する保育士継続応援金による効果的な事業実施に向け、広く制度の周知を行い、さらなる保育士確保を図ります。保育士就職祝金については、支給金額を増額するとともに、支給対象者の範囲を拡大し、また、保育士継続応援金については、保育士の離職防止のため、保育所などに一定年数従事している保育士に支給します。

・第2子目以降の保育料無料化事業について、市内の認可外保育施設に通う児童も対象に加えます。

・老朽化が進んでいる小・中学校の校舎および体育館については、「大村市学校施設長寿命化計画」に基づき、令和5年度の工事開始に向け、福重小学校の校舎および西大村中学校の体育館の建て替えならびに放虎原小学校の校舎および体育館の長寿命化改修の実施設計に着手します。また、鈴田小学校の校舎および郡中学校の武道場の大規模改造工事に係る実施設計にも着手します。

・多様な子どもたちを誰一人取り残すことのない、学びの実現を目指すGIGAスクール構想の定着を図りながら、子どもたちが効果的に学びを深め、資質と能力を伸ばすことができるよう、よりよい教育環境を目指し、学校規模の適正化、校則の見直し、ダイバーシティandインクルージョンにつながる教育について検討を進めます。

・国内の大学に進学する学業の成績が特に優秀である学生を対象とする給付型奨学金について、新たに、スポーツ、文化・芸術活動で成果を挙げ将来の活躍が期待できる学生を給付の対象とし、有用な人材の育成強化を図ります。さらには、国内の大学進学に限らず、海外の大学または大学院に留学する学生も給付型奨学金の対象とし、グローバルに活躍する人材を育成します。また、貸与型の奨学金については、貸与を受けた奨学生の市内への定住を促進するため、返還金の一部補助を実施します。

・「知の拠点」として、資料の保存・整備、レファレンスサービスの向上、貸出・返却の利便性の向上など図書館機能の強化を継続し、電子書籍の貸出サービスなど「電子図書館」の整備に着手します。

・歴史資料館では、本年が「市制施行80周年」、西九州新幹線の開業、在来線の新大村駅と大村車両基地駅の開設の年に当たることから、大村線の歴史を含む近代の大村の歩みをたどる特別展や講演会などを開催し、広く本市の歴史や文化に触れ、学ぶ機会を提供します。

・音楽があふれるまちづくりを推進するため、市内で実施しているさまざまな世代の人が参加できる音楽イベントを継続し、小学生を中心とした吹奏楽教室や、市内で活動する吹奏楽部、アマチュア音楽団体の交流・発表の場として、ワークショップやコンサートなどを開催し、市民が音楽に親しみ、参加できる機会の充実を図ります。

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