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≪特集≫令和4年度 施政方針(3)

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長崎県大村市

◆5.機能的で環境と調和したまち
・本年秋、いよいよ西九州新幹線が開業します。昨年7月には新幹線車両「かもめ」のデザインが決定し、本年1月には、車両基地に車両が搬入されるなど、開業を間近に感じられるようになりました。この車両基地は、西九州新幹線で唯一、本市に設置される施設です。見学ツアーやイベントによる交流人口の拡大、地域経済への波及効果などが大いに期待されることから、重要な地域資源として活用を図ります。

・新大村駅へのアクセス道路や駅前広場、観光案内所などの整備を着実に進め、交通結節機能や情報発信機能の強化を図ります。

・新大村駅前市有地開発事業については、本年1月に、開発する民間事業者が決定しました。「利便性の高いまち・出会いのまち・くつろぎのまち・交通の拠点となるまち」という4つのコンセプトのもと、多くの人が集い、にぎわい・交流が生まれる新たな都市拠点として、事業者と連携しながら、商業施設などの整備促進を図ります。

・新幹線アクションプランについて、「来たいがふくらむ、おおむら。」を合言葉に、たくさんの人に大村に「来たい」と思ってもらえるよう、市民、企業、地域および行政が一丸となって、本市の魅力をアピールします。

・県央と県北を結ぶ「東彼杵道路」の新規事業化に向けた手続きが進められています。東彼杵道路の整備により、本市と県北地域間の通勤や物流などの速達性、定時性の向上が図られるとともに、長崎空港を起点としたハウステンボスをはじめとする県内の周遊観光の活性化などにつながることが期待されますので、国や県と一体となって整備促進に努めます。

・都市計画の基本方針を定める「大村市都市計画マスタープラン」、都市機能の誘導と効率的で持続可能な都市づくりを定める「大村市立地適正化計画」については、社会情勢や都市環境の変化などを踏まえて見直しを図り、未来へつなぐ都市構造の実現に向けた施策を推進し「人があつまり、まちがつながり、ミライがひろがる」魅力あふれるまちづくりに取り組みます。

・都市計画道路の見直し方針に基づき、廃止も含めた見直しを行い、早期整備が必要な路線については、令和5年度からの新規事業化を目指します。また、一部路線においては、調査や設計を進め、新規路線での都市計画決定の検討を行います。

・「大村市地域公共交通再編実施計画」に基づき、新大村駅と大村車両基地駅を拠点とした路線バスの「北部循環線」を新設し、長崎空港・新大村駅・大村インターチェンジという高速交通の拠点を結ぶ公共交通体系の構築に向けた取り組みを進めます。

・水道事業については、「おおむら水道ビジョン2021」に基づき、老朽化した施設や管路の更新に取り組むとともに、引き続き、坂口浄水場の耐震化工事を進めます。

・下水道事業については、水処理施設の高度処理化への取り組みを継続するとともに、萱瀬下地区の農業集落排水を公共下水道に統合する工事に着手します。

・環境保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、令和5年度から10年間を計画期間とする「第三次大村市環境基本計画」を策定します。

・循環型社会の実現に向けて、町内会などが行う古紙、古繊維、ペットボトルの集団回収活動を促進するため、年間の総回収量が一定量を超えた場合、報奨金を増額するよう事業の拡充を行います。

・環境センターについては、昨年4月の火災事故により使用できなくなっていた3炉ある焼却炉のうち、2炉の運転を再開しました。残る1炉については、本年9月に運転再開できるよう復旧工事を進めます。また、平成9年の供用開始から24年が経過し老朽化が進んでいるため、建替基本計画を策定するとともに、環境アセスメントに着手し、建て替えに向けた準備を進めます。

・野良猫の不妊・去勢手術への助成については、野良猫の繁殖抑制を推進し、地域の生活環境を保全するとともに、市民の動物愛護意識の高揚を図るため、助成件数を拡大します。

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