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かけがわこの人(107)The person of Kakegawa

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静岡県掛川市

■空手を10年続けたことが自分の財産
磐田南高校に通う大石蘭さんは、7月9日に東京で行われた第64回全国空手道選手権大会「形」高校女子の部に出場しました。
大石さんの空手との出会いは、幼稚園年長までさかのぼります。ダンスなど体を動かすことが大好きで友達に誘われ道場に通うと、「形」をどんどん覚えていきました。集中力があり覚えも早くて教えるのが楽しかったと師匠も当時を振り返ります。全国大会には、小学3年生から中学3年生までの7年間に5回出場し、6位を1回、8位を2回の計3回入賞を果たしています。「空手は技術だけでなく精神も成長させてくれる競技。空手をしている人は、礼儀正しく優しくなれる」とその魅力を語ります。
本大会は惜しくも初戦で敗れてしまいましたが、大会を終えた大石さんは、「力を出し切れただけに悔しい結果となり残念だった。思いをどこまで技で表現できるかが「形」の難しさでもあり楽しさでもある」と言います。高校入学を機に、空手は一区切りと決めていた大石さんは「今振り返るとあっという間の10年間だった。楽しいこともつらいこともあったが、空手を通じて全国に友達もできた。続けてきたことは自分の財産。これからは、勉強と部活動を頑張り充実した高校生活を送りたい」と笑顔で話します。
大石さんは現在、バレーボール部に所属しながら勉学に励み新たな目標に挑んでいます。

○第64回全国空手道選手権大会 「形」高校女子の部出場
大石蘭さん(旭ヶ丘)
空手形(かた)は、昨年開催された東京五輪で初採用され注目された競技。8m四方の競技場の中に4人の敵を想定し、攻撃と防御を一連の流れとして組み合わせ、突きや蹴りの力強さやスピード・リズム・バランス・パワーなどを競う。

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