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ICTで変わる門真の教育~令和の学びの「スタンダード」とは~

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大阪府門真市

市教育委員会は、文部科学省が提唱している「GIGAスクール構想」の実現に向けてさまざまな環境整備に取り組んでいます。
時代の変化とともに子どもたちの学びがどのように変わっていくのか、市教育センターの太田指導主事と、教育企画課の渡辺課長に話を伺いました。

★GIGA(ギガ)スクール構想とは★
「児童生徒1人1台端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」を一体的に整備して、子どもたちを誰ひとり取り残さない、一人ひとりに最適化された教育ICT環境を実現させる構想です。これまでの教育とICTの活用を掛け合わせることで、学習活動が一層充実し、主体的な深い学びが期待されます。

■児童生徒に1人1台のノートパソコン
―学習環境はどのように変わりますか?
・渡辺
すべての小中学校で1人1台の端末を導入し、授業で活用していきます。ペンやノートと同じように文具として扱うイメージです。インターネットを活用した調べ学習や(デジタル)作品の制作などが手軽にできるので、子どもたちは自分たちで進んで情報を収集・整理・分析・活用できるようになります。また、教室には電子黒板を導入し、資料や子どもたちの考えをみんなで共有しながら、授業を進めることができます。

―教科書はデジタル化されますか?
・太田
デジタル教科書やAIドリル、オンライン上の学習サイトといったさまざまなデジタルコンテンツの活用を進めていきます。

―授業スタイルは大きく変わりますか?
・太田
ズバリ変わります!1人1台の端末を導入することで、きめ細かい授業ができるようになります。
例えば、AIの活用によって、それぞれの理解度に応じた学習ができるようになります。学習状況がデータとして記録されるので、学習課題の把握に役立つなどのメリットもあります。更には、端末の活用で生まれた時間を活かし、意見交換などに多くの時間を割くこともできるので、授業の流れもガラリと変わるでしょう。

■各学校・市教育委員会が連携して活用方法を研究
―全国の学校が一斉にGIGAスクール構想の実現に取り組む中、市が独自に力を入れていることはありますか?
・渡辺
先生たちにとっても授業環境が大きく変わることになるので、しっかりとした準備が必要です。今は導入前ですが、6月には既に各学校と市教育委員会が連携した「ICT活用検討会」を立ち上げ、端末を使った授業のイメージを掴み、活用事例を蓄積するなど、教育力向上のために一丸となっています。
また、端末をスムーズに活用できるよう、多くの研修の場を用意し、校長先生・教頭先生をはじめ、教員も受講しています。

■長期の休校になっても対応できること
―新型コロナに伴った休校中には、どのような取り組みをされていたのでしょうか?
・太田
子どもたちの学びを止めないための支援策の一つとして、市のホームページにて、文科省のオンライン教材コンテンツや教科書会社のホームページに載っている臨時休業中のコンテンツを紹介しました。
また、臨時休校が延期されたため、学校や先生方と子どもたちとの「心のキョリ」が離れてしまわないように、門真市小中学校YouTubeチャンネルを立ち上げました。学校の先生方も子どもたちに呼びかけるため、出演してくれました。

―休校中、Zoomを使って朝の会を実施した小学校がありました。そのようなオンラインでの取り組みも今後取り入れていくのでしょうか?
・太田
そうですね。Zoomをはじめとしたオンラインでのやり取りは幅広く活用することができます。
活用方法は各校によりますが、このような取り組みは増えてきています。

・「利用できる学習教材を最大限活用していきたい」と語る太田指導主事
・「子どもたちのためだから頑張れる」と笑顔で話す渡辺課長

5Gという新たな時代の到来により、教育現場には多くの変化が求められています。「1人1台端末の導入には多くの利点がありますが、端末はあくまで手段。使うことを目的化せず、これまでの教育実践と融合させて最大限の教育効果を生み出すことが大切」と太田指導主事。
門真の子どもたちの、学ぶ意欲の向上が期待されます。

■先生も体験!追手門学院大生にプログラミング教わる
4月から学習指導要領が新しくなったことにより、すべての小学校でプログラミング教育を行います。子どもたちがプログラミングに楽しく取り組めるよう、門真市教育研究会理科部会は、追手門学院のロボット・プログラミング教育推進室長の福田哲也さんの協力を得て、小学校の先生を対象とした研修会を開催しました。
会場では追手門学院大学の学生が講師役に、先生は子ども役になり、マイクロビットという小型コンピューターボードを用いて豆電球を点灯させるなど、コンピューターを活用したプログラミング教育授業を体験しました。参加した北巣本小学校の福田友樹先生は「子どもたちと楽しく学べる方法をまた一つ持つことができました。すぐにでも子どもたちと実践したいです」と話されていました。

■Let’s Study!「ICT」って どういう意味?
「Information and Communication Technology」の略です。
日本語訳は「情報通信技術」で、インターネットなどの通信技術を活用してコミュニケーションをとることを意味します。
ぜひ覚えてください♪
市教育センター・植原センター長

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