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知事と若者の地域創生ミーティングIN金山町(1)

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山形県金山町

7月7日、吉村美栄子県知事が金山町を訪れ、「知事と若者の地域創生ミーティング」を開催しました。これは、若者の豊かな発想や行動力を地域づくりに活かしていくため、知事が市町村に赴き、若者が力を発揮できる環境づくりや地域課題、定住促進、地域の元気創出策について、若者と膝を突き合わせて対話を行い、明日の地域創生を考えることを目的に実施したものです。吉村知事と金山の若者が対話をするのは、平成29年度以来2回目。
金山で日々を暮らし、働く若者たちの声を届けます。

■地域創生
県民の方々や市町村との対話をなにより重視する吉村知事。開会に先立ち吉村知事が「現役世代の若者がどう感じ、何を考えているのか、これからどうしていきたいのかを聞き、皆さんと、そして佐藤町長と一緒に地域を発展していきたいという想いでいる。シナリオなしで感じていることを正直に聞かせていただきたい」とあいさつされ、続いて、佐藤町長が「新型コロナウイルスの影響で、延期を重ね、本日待ちに待った開催となった。今年1月に20歳以上の町民全員に配布し、実施した町づくりアンケートでは、回収率が80・6%となり、回収率の高さとともに、町づくりへの関心の高さをひしひしと感じた。高校生から40代まで、幅広い若者の皆さんのお話しを拝聴できる貴重な機会を大切にしたい」とあいさつ。参加者の緊張も少しほぐれたところでミーティングがスタートしました。

「介護の話だけでなく、今日集まった皆さんのお話しを聞けることを楽しみにきた」と話すのは、特別養護老人ホームで生活相談員として働く丹亮太郎さん。大学進学で金山を離れ、就職時に金山に戻り、社会人経験は5年目です。地元就職を後押ししたのは、大学進学と同時に奨学金を町から借りられたことや、就職について考えている時に県の若者定着奨学金の制度を知ったことから。そんな丹さんが感じているのは、「同年代が少ないこと」そして「福祉分野の担い手不足」。地元に残り中高生に福祉の仕事を身近に感じてもらえるように、インターンシップや職業体験、地域のイベントに積極的に参加しています。
「吉村知事とお会いすることを楽しみにしてきた」と笑顔で話すのは、金山町地域おこし協力隊の本間真生さん。出身は新潟市。東北芸術工科大学を卒業し、令和2年に金山町地域おこし協力隊として着任しました。本間さんのミッションは金山のファンを増やすこと。地元の方が当たり前だと思っていること、移住してきた本間さんにとっては全てが新鮮で面白いもの。当たり前だと皆さんが思っているものを、デザインを通して発信できればと「やんばい」の発行に力を入れています。2年目に突入した今年度。「空き家を改修してコミュニティスペースやシェアハウスをしたい」と意気込みますが、様々な課題も。「アパートのように間取りを見たいと思っても、空き家は持ち主の親戚に連絡を取ったり、活用法をしっかり説明したりなど、見学するまでのハードルが高い」と悩みます。町内の同世代と交流を深めながら、他愛もない話をする場所があればいいと強く感じつつ、繋がる仕組みを模索している最中です。
実家の料亭で調理をしている星川希里子さん。「調理の仕事にまい進してきた。料理はやればやるほど課題が出てくる」と力強く話します。「生き物の命をもらっていると日々感じている。上達する上で大切なスキルはやはり都会でないと学べない」と話しますが、地元金山でこそ学べることも。食材を育てる農家の方とお話ししたり熊の解体を見学させてもらったりと、生産者の方と距離が近く、「調理をするうえで一番大切なところを間近で勉強できる良い環境」だと話します。また「住み続けることもとても大切だけれど、一度町外に出ても、戻ってきて生活できる環境があれば、手に職を持った人達も金山に残るのではないか」と話します。
今回の参加者、唯一の高校生である栗田七虹さん。学校生活はもちろんのこと、ボランティアサークルSUGIスターズでは医療従事者の方たちへのガウンの制作と、とこみどりマラソン大会でのスタッフなど、精力的に活動しています。また、観光協会とコラボしたお土産の開発や町の魅力化を考えており、「活動を通して少しでも町の支えになれたら」と話します。たくさんの活動の中で気づいたことも。「金山校は地域に根付いた高校で、地域の方と接する機会がとても多い。話していると大人と高校生が考えていることには相違があると感じる。だからこそ一緒になって活動することが大切。模擬議会をこれからも続けて欲しい」と話します。
「中山間地農業について知事とお話しできたら」と参加してくださった柿崎護さん。家族経営だった農業を法人化し、規模を拡大。地域農業の受け皿として、雇用を創出したいと意気込みます。しかし課題も多くあるのが現状。「田んぼが小さく、トラクターやコンバインの効率的な稼働が難しい。出来る限りの圃場整備を行うことが第一歩。中山間地だからしょうがないと現状維持を受け入れれば衰退していく」と農業の未来を危惧します。「出来る限りの作業効率を上げていくために個々でも圃場を整備するなど一生懸命取り組んでいる」と力強く話します。
新庄市の会社で働く高橋良平さん。高速道路の建設にあたり、「金山が旅行者の目的地になれば、町内の賑わい創出が出来るのでは」と道の駅建設について提案。また「災害時や有事の際、年配の方が作業をすることが多い」と若者の力不足を感じています。
「そもそも土砂崩れや洪水が起きないような対応策があれば安心して過ごせる」と安心して暮らせる未来を望みます。
「高校卒業後仙台市で暮らしたことで金山の温かさを感じ、地元に戻ってきた。子どもたちには、金山の豊かな自然にたくさん触れてほしい」と話すのは、認定こども園めごたまで保育士として働く庄司怜音さん。町にはブランコや滑り台のある公園はたくさんあると話すうえで、「もっとたくさんの遊具があり金山に馴染んだ公園があれば」と期待します。さらに、若者が出て行ってしまう理由には「交通手段の少なさ、移動時間がかかる」など不便さが際立っているのではないかと話し、働く場所・気軽に住めるアパートがあればと感じているそうです。
白岩土木建築株式会社に入社して22年、現在は管理職として働く松田薫さん。「入社した当時は重労働。どこの現場でも人材が必要だった。ここ10年で機械化が進んできた」と話します。また、中高生の職業体験では、子どもたちが楽しそうに、また難しそうに仕事を体験する姿をみて、自分たちも初心にかえる大切な時間だと感じているそう。現在もなお建設業界では事故の発生が多い現状にあると話しますが「様々な企業努力を行い、一人ひとりが働きやすい環境を整えている」と話してくれました。

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