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自治体の皆さまへ

島おこし協力隊活動報告

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愛媛県上島町

■空き家の調査を完了しました
「利活用可能な空き家」の洗い出しを主な目的として、上島町内の全家屋を対象に実施した実地調査が、本年7月29日の上弓削区内での調査を最後に完了しました。この調査は、昨年の8月17日に生名地区から調査を開始し、およそ1年をかけ断続的に実施してきました。全体をとおして調査対象とした家屋の数は3577戸となり、このうち820戸(22・9%)を「空き家」であると判断しました。

◇空き家はなぜ移住希望者に貸し出されないのか?
島おこし協力隊としての私のミッション(業務)は、「移住・定住促進、空き家バンク運営」です。上島町への移住を妨げる要因のひとつが、町内における「移住者が住むことができる住居の不足」です。上島町は、移住・定住希望者に「空き家」とその所有者を紹介する「空き家バンク」制度を運用しており、私たち協力隊が担当しています。「空き家バンク」では、移住希望者に紹介することのできる空き家が不足しており(令和3年8月末日現在で19戸)、特に、そのまますぐに移住者が住むことのできる「空き家」が、ほとんどありません。そこでまず、町には今、いったいどれだけの「空き家」が存在しているのか、そしてそれら「空き家」はなぜ利活用されないままの状態になっているのかを明らかにするため、町内全戸を対象とする調査を開始しました。
私はこの調査を、上弓削区、下弓削区、佐島区、生名地区、岩城地区、魚島地区と、地区/区ごとに分割して実施してきました。この調査では、自治会役員の方々に協力依頼し、事前に地区長など役員の皆さまにお話をうかがい、地域内で把握されている「空き家」を教えていただきました。お話しをうかがった役員の方々には、調査終了後に地区/区ごとの報告書をお渡しさせていただきました。
調査では、「空き家」が移住希望者になかなか貸し出されないままとなっている理由をうかがうことができました。(1)「盆・正月に子や孫、親戚が帰ってくる」(2)「子が定年後に住むと言っている」(3)「家財道具をたくさん置いている」(4)「仏壇・位牌がある」(5)「住むには改修が必要だ」(6)「相続登記をしていない」(7)「手続きが面倒」(8)「いったん貸したら返ってこないのではないか」など、さまざまな理由がありました。解消が非常に難しいと思える理由もありましたが、なかには、何とか工夫をすれば解消できそうに思えたものもありました。
私は今、町内にある「空き家」の利活用を実現させるためNPO「かみじま町空き家よくし隊」の設立を準備しています。協力隊として、またNPOのメンバーとして、「空き家」の老朽化を遅らせ、また「空き家」の利活用を目指して、町内にある一軒一軒の「空き家」と向き合っていこうと思います。今後の活動についてもこれまで同様、温かく見守っていただきますよう、よろしくお願いいたします。


※公営住宅、官舎、学生寮、社員寮等、集合住宅の戸数を含まない。
※岩城地区については、令和2年度の田邊真希隊員調査を再調査。

担当:企画情報課 島おこし協力隊 平田浩司

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