■Think globally, act locally(地球規模で考え、足元から行動せよ)
皆さんは『グローカル』という言葉を聞いたことがありますか?この言葉は、グローバル(global、世界)とローカル(local、地域)を掛け合わせた日本発の造語になります。元々はマーケティング用語であり『グローカル人材』とは一般的に、国際社会で通用する能力やグローバルな視点、経験をもって、地域社会・地域経済の活性化および持続的発展に貢献する人材のことです。
島においては特に海外に出ることだけがグローバルなわけではなく、県外や他の地方に出たことがある人々もグローバルだといえると思います。私たち協力隊はグローカル人材だといえますが、町内のALTや移住者、県外からの学生、地元にUターンされた方々も漏れなくグローカル人材だと思います。外を見て内を見ることが重要であり、皆さんが外から持ってきたさまざまな考え方や経験を、今住んでいる地域のために活かすことができると思っています。
さて、昔と比べて現代は外に出ることは容易になりましたが、実は一番難しいのは外でインプットしたことをどう地域社会にアウトプットし、よりよい環境を作っていくかということです。学びを定着させる具体的なアウトプットの工程には、次のようなものがあるそうです。[自分の経験と結びつける][知っている知識と比べる][自分の表現で言い換える][活用して応用させる]
私も上島町で協力隊として活動しながら、アウトプットに挑戦中です。一人でできることは少ないので、地域をより深く知り、能力を活かして課題解決ができるようにこれからも頑張っていきたいと思っています。
担当:島おこし協力隊 中山なぎ
<この記事についてアンケートにご協力ください。>