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しまなみ農業だより

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愛媛県上島町

■カンキツ苗の管理
春先に植え付けたカンキツ類の苗木は、新芽が出て、順調に生育を始めている時期かと思います。苗木を早く育てるため、植え付け1年目の苗木管理のポイントついて解説します。

◇1 苗木の生育促進には根張りが重要
植物の根は、樹を支え、生育に必要な養分・水分を吸収する重要な器官です。カンキツの根は年間3回発生しますが、根を大きく張らせるためには、(1)排水のよい肥えた土壌である、(2)水と肥料を年中不足させない、(3)健全な枝葉を大きく育てることが重要です。

◇2 植え付け時の注意
カンキツ類の苗木は、実を成らせる品種部分と根になる台木(カラタチ)で構成されています(写真1)。植え付け時の注意として、植え付け時に台木上部まで土に埋まらないように注意してください。品種部から自根が発生すると生育が旺盛になり実付が悪くなったりします。台木部まで埋まっていたら、台木部が露出するよう株周りの土を除けてください。

◇3 肥培管理
施肥は、5月頃から毎月、少量(軽く一握り)の肥料を株から少し離して撒いてください。液体肥料の500~1000倍液を葉に散布するのも有効です。肥えた土にするためには、冬季に堆肥や腐葉土などの有機物を施用します。苗木の水やりは、根が浅く少ないので、降雨がなければ1週間に1度たっぷりやってください。また、雑草の繁茂は苗木の生育抑制や害虫(カミキリムシ、コウモリガなど)被害で枯死することがあるので、株周りだけでもこまめに除草し、乾燥防止と抑草を兼ねて敷き草などを行うとよいでしょう。

◇4 健全な枝葉を育てる
カンキツ類の新芽は、年間3回発生します。春に葉の付け根から数本新芽が出てきた時は1本だけ残し、早めに芽かき(除去)をして枝を充実させます。夏芽以降(7月)は2~3本程度に芽かきをして葉数を確保しましょう。また、新芽は、害虫被害により生育が阻害されることがあるので、適期に農薬散布を行うか、ケムシなど大きな害虫は手で除去します。苗木に発生する主な害虫類は、アブラムシ類、アゲハチョウ(幼虫)、ミカンハモグリガ(エカキムシ)、ケムシ類が挙げられます。アブラムシ類は、4月~6月の新芽時期に発生します。アゲハチョウは、5月以降の新芽に産卵し、多発生すると新芽を食い尽く程の被害となります。ミカンハモグリガは、6月以降に発芽する新芽に被害が発生し、新芽の成長が抑えられ、かいよう病を誘発するので注意します(写真2参照)。生育をよく観察し、適期に対策を講じてください。

▽表1 カンキツ苗木の害虫防除法

※エクシレルSE100倍散布は1ケ月以上の残効が期待できます。

※詳細は本紙をご覧ください。

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