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歴まちさんぽ~千年の歴史を未来へ~Vol.52

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福島県国見町

国見町は、千年以上育まれてきた国見の歴史・伝統・文化をこれから百年後に伝えていくため、これらを生かした「歴史まちづくり」を進めています。このコーナーでは町や地域が行っている取り組みについて、毎月お伝えしています。

■100年目の大修復ー国登録有形文化財「奥山家住宅」ー
▽旧藤田宿の中心に立つ「奥山家住宅」
大正10年(1921年)に建築された「奥山家住宅」は、「洋館と主屋」が今も残り、今年で100年目を迎えます。「洋館」は八角形の塔と細長い窓、そして白い光沢のある化粧レンガが特徴的な優美な建物です。国見町の近代史を代表するこの建物は、今日に至るまで幾度となく困難に見舞われ、その都度乗り越えてきました。
今回の「歴まちさんぽ」は、今年2月に発生した福島県沖地震で被災し、現在大規模な修復をしている「奥山家住宅洋館」を取り上げます。

▽地震の爪痕と解決すべき問題
地震により「洋館・主屋」どちらも被害を受けましたが、特に「洋館」の南側外壁の被害が深刻で、大きな亀裂により内壁の国見石が露出し、早急な修復が必要でした。しかし、修復には解決すべき問題がありました。(1)国登録有形文化財は基本的に原状回復ですが、外壁の化粧レンガは現在は生産されていないため、再利用ができない分は初めから作り直さなければならないこと。(2)経年劣化で、修復作業中に壁全体が崩れることも考えられ、場合によっては全て解体することになるかもしれないこと。(3)台風などによる強風や豪雨でさらに破損が進む可能性があるため、早期に修復しなければならないこと。(4)修復費用が多額になること。

▽修復へ向けて
町では、町内全ての文化財の復旧に関する町の支援方針を6月に決定。「洋館」は、歴史的建造物や文化財の修復を行っている業者や専門家に助言を求め、所有者の奥山さんと協議を行い、修復作業の予備調査を開始しました。幸いなことに、建物全体の解体をすることなく、9月までに亀裂箇所の防水修復を終了し、現在は化粧レンガの再利用と製作に取り組んでいます。
11月頃には、優美な姿を取り戻した「洋館」を皆さまにお披露目できると思います。今後も、町として歴史的遺産の維持と有効活用に取り組んでいきます。

以上、大勝宏二が報告しました。

■歴まちインフォメーション
▽第8回「国見町に咲く中尊寺蓮絵画コンクール」作品展示
今回の絵画コンクールでは、5部門で作品を募集したところ198作品の応募があり、入賞が36作品、優秀賞が11作品、最優秀賞が5作品と決定しました。作品を展示していますので、ぜひご覧ください。
期間:9月28日(火)~10月17日(日)
場所:あつかし歴史館
期間:10月19日(火)~11月5日(金)
場所:国見町役場1階アカマツ広場

問合せ:
企画調整課地域振興係【電話】585-2967
あつかし歴史館【電話】585-4520

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