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自治体の皆さまへ

出水期突入 おさえたい今年の防災のコト(1)

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兵庫県宍粟市

日本では、6月から10月頃までの期間が「出水期」といわれています。この期間は梅雨や秋雨、台風などの風水害に見舞われやすい状況になるため、事前に備えることが重要です。それに役立つ今年変わった避難の指標「警戒レベル」や新型コロナウイルス感染症への対策など、今、おさえたい防災について考えます。

■警戒レベルが変わる 避難するタイミングを考える
防災気象情報と避難情報がちょうど2年前、5段階のレベルで発信されるようになりましたが、今年も避難情報の警戒レベルが一部変更になり、5月から下記の表にある新しい基準で運用されています。
まずはおさらいです。防災気象情報とは国や県などが発表するもので、警戒レベル相当情報があります。これは市町村が避難情報を発令するための判断材料となるものです。警戒レベルは1と2を気象庁が発表。3から5は市が発令し、市民に災害への対処行動を促す避難情報です。警戒レベル相当情報が出たら、市から警戒レベル3以上の避難情報が発令される可能性があると認識しておきましょう。
警戒レベルで今年変更された部分は、大きく3つあります。ひとつは、市町村など自治体が発令する警戒レベル3の「避難準備情報」が「高齢者等避難」に変わりました。理由は、避難する対象者を明確にし、いち早く避難行動をとってもらうためです。市から「高齢者等避難」が発令されたら、危険な場所にいる高齢者や障がいのある人などはただちに避難を開始してください。次に、同じく自治体が発令する警戒レベル4の「避難勧告」と「避難指示」が、わかりやすいようにと「避難指示」に一本化されました。「避難指示」が発令されたら、危険な場所にいる全員がただちに避難するタイミングとなります。最後に、同じく自治体が発令する「災害発生情報」が「緊急安全確保」に変わりました。この情報は「すでに災害が発生または切迫」している段階で発令されるもので、安全な場所にいない人が少しでも命が助かる方法をとるように促すため名称が変更されました。「緊急安全確保」は、市の災害認知のタイミングにより必ず発令されるものではありませんが、発令されたら、上の階へ逃げる「垂直避難」など少しでも安全を確保する行動をとりましょう。
市が発令する「高齢者等避難」から上位の避難情報は避難をするきっかけとなります。自分がどのタイミングで避難しなければならないかをよく考えておきましょう。「避難指示」発令段階では、危険な場所から全員が避難するようにしましょう。

○警戒レベル一覧

※1 市が災害の状況を確実に把握できるものではないため、警戒レベル5「緊急安全確保」は必ず発令されるものではない。
※2 警戒レベル3「高齢者等避難」は高齢者や障がいのある人以外も必要に応じ避難するタイミングである。

○防災気象情報(警戒レベル相当情報一覧)
※詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。

避難行動の指標は「警戒レベル」。警戒レベルと警戒レベル相当情報を勘違いしないよう注意しましょう。

■コロナ禍での避難 発想の転換がカギ
避難情報が発令。「でも、新型コロナウイルス感染症が流行しているからたくさんの人が来る避難所には行きたくない」そんなふうに考えている人も多いことでしょう。そんなときには、発想の転換で大切な命を守りましょう。
そもそも避難情報が出たから必ず避難しなければならないということはありません。前述のとおり対象は「危険な場所にいる」人です。まずは、自分のいる場所が危険かどうかをハザードマップで確認しましょう。安全が確認できたら在宅避難をしましょう。危険な場合は、安全な場所にある友人や知人宅へ避難させてもらうこともひとつの方法です。車で避難できる人は安全を確認した上で、避難所の駐車場に避難する方法もあります。
逃げる先が避難所しかないという人は「ひょっとしたら感染するかも」という不確定なリスクを優先せず、マスクや消毒液などの感染症対策をしっかりとして、避難所で目の前の災害リスクを回避しましょう。

●自宅は安全⁉確認しようハザードマップ
自宅が浸水想定区域や土砂災害特別警戒区域、土砂災害警戒区域など危険な場所にあるかどうかを次のサイトで事前に確認しておきましょう。
・宍粟市ハザードマップ
・兵庫県CGハザードマップ
・ハザードマップポータルサイト
※QRコードは本紙またはPDF版をご覧ください。

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