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奥三河メディカルバレープロジェクト みんなで伸ばそう健康寿命vol25

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愛知県新城市

■昆虫の社会性
皆さんは、普段色々なことを考え、状況を判断して行動をしています。
家族全員がいない時も、子どもたちは宿題を済ませてから、公園で友だちと合流し相談し、楽しい時間の過ごし方を見つけていきます。こうして社会性が育まれながら子どもは育っていきます。『社会性は体験を通して学習していくものだから、良い社会人になるには頭を鍛えないとダメ』と思いますよね。しかし、これは正しくないかもしれません。
脳はたくさんの神経細胞が繋がって情報処理をしています。理論的には神経細胞の数が多いほど複雑な処理ができ、人の脳には1000億個の神経細胞があるのに対し、ミツバチは10万個程度です。
しかし、ファーブル昆虫記を読むと蜂のような昆虫も女王蜂のもとで高度に発達した非常に複雑な社会を形成し、情報交換なども巧みに行なって連携しながら高度な社会を運用しています。
最新の研究で昆虫も学習を通して社会性を育んでいることが明らかになってきました。
ハエにも感情があります。このため狭い部屋で一緒に育てると必ず喧嘩が始まります。しかし、しばらくすると仲良く過ごし始めます。こうして育ったハエはさまざまなストレスへの対応力が高く、新しいコミュニティに入っても新たな仲間と暮らしていきます。これに対し、成長期を1匹で過ごしたハエはストレスに弱く、社会に馴染めず、どこに行っても喧嘩ばかりしていることが知られています。つまり、社会性の発達には頭の大きさよりもコミュニティの中で伸び伸びと育てることが大切だということ分かります。
私たちも、昆虫の子育てに学んで社会性をしっかりと育める子育てのあり方を考える必要がありますね。
文責:名古屋大学医学部特任教授 平田仁

問合せ:
作手地域課【電話】25-7875
健康課【電話】23-8551
地域医療支援室【電話】23-7671
市民病院【電話】22-2171

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