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榛東村の史跡と文化財

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群馬県榛東村

■宿稲荷神社の常夜灯(じょうやとう)にみる高遠石工(たかとおいしく)の技
広馬場の宿稲荷神社(しゅくいなりじんじゃ)は、江戸から明治時代に栄えた宿場であった柏木宿(かしわぎじゅく)をまもる神社です。村指定文化財でもある社殿彫刻(しゃでんちょうこく)が有名ですが、今回は境内(けいだい)に入る鳥居(とりい)の左にある「常夜灯」を紹介します。これは文化12年(1815年)に、信州高遠藩(しんしゅうたかとおはん)の石工(いしく)の手により制作されたものです。
江戸時代の信州高遠藩(現在の伊那市(いなし))は石工の里として全国に知られていました。高遠は山間部の小さな藩であり、耕地の面積が少なく、農民は農業だけでは生活が成り立たなかったので、藩の財政は非常に苦しかったのだそうです。高遠は石材が豊富だったので、副業として石屋を営むものが多く、そのような背景のもとに藩の政策として石工の旅稼(たびかせ)ぎを奨励(しょうれい)したところ、多くの石工が中部地方や関東地方に旅稼ぎをし、高遠石工の名声を高めたといわれています。村内には宿稲荷神社の常夜灯の他にも、孝経(こうきょう)の碑(ひ)など高遠石工の手による石造物があります。精密(せいみつ)な彫りと均整(きんせい)のとれた姿が美しい、この常夜灯をぜひご覧ください。

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