■すべての人が過ごしやすいウィズコロナの生活とは
日本の新型コロナウイルス感染状況は、ワクチン接種や感染したことによる免疫の獲得により、第7波は収まってきたものの終息したとは言えず、次の第8波が心配されています。また、これまでにも感染者やワクチン未接種者などに対する差別が報道されてきましたが、今もなおコロナに関する差別的な言動のニュースが聞かれます。
この困難な状況の時こそ、正しい知識で正しい判断をし、相手を思いやる気持ちが大切ではないでしょうか。
屋外でマスクを着用しながら散歩やランニング、通勤通学の姿を多く見かけます。現在(2022年10月)、厚生労働省は、マスク着用について次のように示しています。
○屋外
・季節を問わず、マスク着用は原則不要です。
・人との距離(めやす2m)が保てず、会話をする場合は着用をお願いします。
・徒歩や自転車での通勤通学など人とすれ違う時や距離を保って会話をする時は、マスク不要です。
○屋内
・距離が確保でき会話をほとんど行わない場合を除き、マスクの着用をお願いします。
・人との距離(目安2m)が保てて、会話をほとんど行わない場合は着用の必要はありません。
政府は、具体的に感染リスクが低い場面でのマスク不要を示していますが、多くの人が屋外で常にマスクを着用しているのはどうしてでしょうか。マスク着用についてのさまざまな調査で、「まだ感染症が心配」「習慣化しているから」とマスク着用について回答する一方で、「見えない同調圧力がある」と答えた人もいました。
今後、さまざまな規制が緩和されたとき、政府の示す感染リスクの高い場面では必要な感染対策をしっかりし、リスクが低い場面では個人の意志で気兼ねなく行動できる、全ての人が過ごしやすいウィズコロナの生活をめざしていきたいですね。
問合せ:社会教育課
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