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―広がり見せる 都市部大学生と鷹栖町との関わり― 大学生とまちづくり

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北海道鷹栖町

■活動中の大学生にインタビューしました!
オンライン会議システムの普及など、距離が離れていてもコミュニケーションを図ることが比較的容易となったことも後押しとなって、ここ数年、都市部に住む大学生が鷹栖町のまちづくりに関わる機会が増え、その関わり方についても変化が生まれてきています。
これまでは「ふるさとワーキングホリデー」など、町内を訪れて農業や地域イベントを「体験」することが中心でしたが、最近では町出身の大学生世代がオンラインでつながり新しい取り組みを企画提案するなど、より「持続的に」関わる仕組みをつくり、鷹栖町と学生とが一緒になって新しい企画や価値を「創造」することを目指した活動が展開されるようになりました。
今号ではそうした活動の1つ、札幌圏の大学生で鷹栖町と継続的に関わるための「たかすチーム」を立ち上げた、NPO法人ezorockのメンバー、久米花枝さん(くめちゃん)に、鷹栖町との関わりの経過や、町の人と活動して感じたことなどを伺いました。

Q.くめちゃんが所属するezorockという団体はどのような活動をしているところですか
A.石狩市で行われた野外音楽フェスティバルにおける環境対策活動をきっかけに2001年に設立したNPO法人です。「社会を揺り動かす」という理念のもと、青年層のネットワーク拡大とともに、北海道の地域課題に対して若者のアイデアやパワーを届ける事業を展開し、活動を通して若者が自らの人生と社会を切り開いていく機会をつくり出しています。

Q.くめちゃんと鷹栖町の関わり、「たかすチーム」がスタートするまでの経過を教えてください。
A.2021年に行われた「古民家再生DIYプログラム」に参加したことをきっかけに鷹栖町に関わりはじめました。「DIY」に興味があり活動に参加しましたが、人の温かさを強く感じ、鷹栖町に興味を持ちました。町を盛り上げたい!という人にたくさん出会い、私も一緒に活動や町を考えたいと思いました。私一人ではなくいろんな人を巻き込んで、イベントに参加したり、体験の場をつくったり、活動の様子を記事で公開するなどし、鷹栖町の魅力を発信するとともに、鷹栖町と町外の若者が関わる仕組みづくりを目的に「たかすチーム」を発足しました。

Q.鷹栖町との関わりで感じたことや町の印象を教えてください。
A.鷹栖町と関わることで、私は「人や町と関わる事が好き」ということに気が付きました。外から関わる私たちに、「また来てね」「おかえり」という言葉をかけてくださり、家に帰ったような安心感、人の温かさがとても印象的だと思います。また、同世代の若者が町を盛り上げようとさまざまなことに挑戦しているところや、行くたびに新しい一面を見つけられるところがとても魅力的です。
普段住んでいないからこその視点と、住んでいる人の視点を合わせることで、さまざまなアイデアや可能性が生まれると私は考えているので、これからも鷹栖町の方々と一緒になって町を考え関わっていきたいです。また、私は鷹栖町で新しい自分を見つけたので、次は誰かの新しい自分を見つける機会を鷹栖町でつくりたいと思っています。

Q.7月16日には、北成地区の野外カーシネマイベントの運営に参加しました。
A.事前の打ち合わせからオンラインで参加し、北成地区の方と一緒にイベントを考え、鷹栖町の魅力やたかすチームの活動を紹介する掲示物を作成しました。イベント本番にあわせて2泊3日間、会場の準備や片付けのほか、地区の方と一緒に地元野菜の販売などを行いました。
北成地区の皆さんには町外から参加した私たちを、温かく迎え入れてくださり、地域の方の「みんなでやってみよう!」という熱量に、私も頑張ろうと元気をもらいました。活動の中で、もっとこうしたい、こんなことできるかも!という案がたくさんできて、今後の北成地区やまちづくりへの参加が楽しみになる機会でした。

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