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特集(特殊詐欺にご用心!) (1)

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埼玉県蓮田市

■特殊詐欺とは
特殊詐欺とは、犯人が電話などで親族や公共機関の職員等を名乗り、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、根拠のない請求をあたかも実在するかのように見せかけ、金品をだまし取るなどといった犯罪の総称です。オレオレ詐欺、キャッシュカード詐欺盗、還付金詐欺、預貯金詐欺、架空料金請求詐欺など多様な手口が存在しています。

■特殊詐欺の被害状況
令和4年の全国の特殊詐欺の被害状況(暫定値)は、発生件数が1万7520件、被害金額は約361億円で、埼玉県内での発生件数は1387件、被害金額は約28億円です。前年度と比較すると認知件数、被害金額ともに増加しており、高い水準で推移しています。蓮田市では、発生件数が32件、被害金額は4439万円となっています。発生件数は昨年の2倍となっており、注意が必要です。被害者を年齢別でみると、60歳代が2件(※男性1件・女性1件)、70歳代が8件(※男性1件・女性7件)、80歳代が22件(※男性2件・女性20件)と、年齢が上がるにつれて、だまされる人が増えていることがわかります。

件数は岩槻警察署調べ。

■だまされないための対策
犯人にだまされてお金やキャッシュカードを渡してしまった後に家族に確認して初めて詐欺だと認識する事例が多くあります。特殊詐欺被害者は高齢者の女性が多く、理由として、男性に比べて女性の方が家にいる時間が長く、電話に出る機会が多いことが考えられます。電話が掛かってきたら、必ず第三者に相談して冷静に判断してもらうことがたいせつです。息子などの親族をかたる電話がきたときは、まず電話番号を確認しましょう。もし相手が「電話番号が変わった」などと言ってきた場合は、すぐに信用せずに、必ず元から知っている電話番号に掛け直し、他の家族にも連絡をしてください。また、家族以外でも、隣近所のかたに気軽に相談をしたり、声を掛け合えるような関係を築いておくことがたいせつです。

■代表的な特殊詐欺の手口
オレオレ詐欺・預貯金詐欺
電話などで親族や警察官、金融機関等の職員を装い、現金やキャッシュカードをだまし取る手口です。まず宅配便業者を装って名前を聞き出し、後日親族等を名乗り、詐欺の電話を掛けてくるケースが多発しています。

電話などでお金・カードの要求をされたら詐欺です。お金を渡す前に、必ず家族や警察などに確認の連絡をしてください。

■還付金等詐欺
税務署や市役所等の職員を装い、税金や医療費の還付をすると連絡してきます。電話越しにATMへ誘導し操作させることで、気づかないうちに犯人へ送金させる手口です。

「携帯電話を持ちATMへ」と言われたら詐欺です。ATMの操作で還付金が返還されることは絶対にありません。

■キャッシュカード詐欺盗
警察官や金融機関等の職員を装い、「キャッシュカードが不正利用されている。封印するので、印鑑を探して」などと言って接触し、カードの入った封筒を偽物とすり替えて盗む手口です。

警察や金融機関等の職員が直接キャッシュカードを預かりに来たり、暗証番号を聞くことはありません。他人にカードの暗証番号を教えてはいけません。

■架空料金請求詐欺
メールなどで「有料サイトの未払い料金を支払わないと裁判になる」などと根拠のない請求を行い、金銭等をだまし取る手口です。電子マネーを購入させるケースが増えています。「裁判」という言葉をちらつかせて被害者の不安をあおります。

メールなどで電子マネーの購入を求められたら詐欺です。請求を受けても慌てず、相手に連絡しないでください。

■通話録音装置を使用しましょう
家にある固定電話に接続し、警告メッセージと録音機能によって犯人に通話を断念させ、被害を未然に防止する効果があります。

■「通話録音装置」のモニター募集
警告メッセージ付き通話録音装置を無料で利用するモニターを募集します。
対象:市内に住所を有する満65歳以上(申請時点)で、次の1.または2.に該当し、利用開始後、アンケートに協力いただけるかた
1.高齢者のみで構成される世帯のかた
2.日中に高齢者のみとなることが常態である世帯のかた
緊急通報システムを利用中の場合は、併設できません。

詳細は、市危機管理課【電話】048-768-3111(内線)297へお問い合わせください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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