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三川中×和菓子 粘土細工が本物の和菓子に!!

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山形県三川町

三川中学校の生徒が美術の授業で制作した「粘土細工の和菓子」を、「本物の和菓子にしたい」という願いによって、今年、粘土細工を本物の和菓子にして販売する、ユニークなプロジェクトが始まりました。
ここでは、この取り組みが始まった経緯から、販売までのプロジェクトを紹介します。

■美術の授業で「三川の四季」を表現
三川中学校では、毎年2年生が美術の授業で、「三川の四季」をテーマにした粘土細工の和菓子作りに取り組んでいます。完成した作品は、例年みかわ秋まつりに展示され、その精巧な出来栄えに、多くの来場者の注目を集めていました。

■プロジェクト始動
展示された作品を見た町民から「生徒の力作が食べられたら面白い」といった声が寄せられ、こうした町民の声に応えようと、三川中学校からの依頼を受けた町観光協会により、プロジェクトが始まりました。
そして、このプロジェクトに賛同した鶴岡市の和菓子職人で、「おかしなおかしや」を主宰する後藤麻利恵さんにより、粘土細工を本物の和菓子にする試みが、本格的に始動しました。

■プロジェクト第1弾~和菓子化が実現・イベント販売~
6月23日(木)、三川中学校で商品化に向けた選考会が行われ、3年生が昨年作った66点の中から、後藤さんにより4点が選ばれました。
7月18日(月・祝)には、選ばれた4点が本物の和菓子で商品化され、なの花ホールで開催されたイベントで販売されました。準備された20箱は、10分もたたずに完売し、このプロジェクトへの興味と感心の高さがうかがわれました。

■プロジェクト第2弾
▽和菓子作り実演・制作指導
和菓子化が実現したことを受け、今年の2年生の授業では、後藤さんによる和菓子作りの実演と制作指導が行われました。指導を受けた生徒58人は、秋まつりの展示や商品化を意識して粘土細工の和菓子作りを行い、1人で2作品以上作るなど、例年にも増して熱意が感じられる活動となりました。

▽プロ2人による商品化選考
生徒が制作した72作品から商品化する作品を決めるために、後藤さんと新たにプロジェクトに加わった遠州屋の和菓子職人・齋藤侑さんが審査し、4点に絞り込みました。2人は、「感性あふれる素晴らしい作品ばかりで、選考が難しかった。選ばれた作品については生徒の意見を聴き、忠実に再現したい」と熱意を語りました。

▽秋まつりでの和菓子販売
11月3日(木・祝)の秋まつりでは、商品販売第2弾を心待ちにした多くの人々が訪れ、粘土細工の作品と本物の和菓子の完成度の高さに、驚きの声が聞かれました。
作品が選ばれた生徒は、和菓子を受け取り、「忠実に再現されていて感動した。自分の作品がおいしく食べてもらえることがうれしい」と満足そうでした。
日本の美意識を学ぶ授業の枠を越え、多くの人の関わりにより実現したこのプロジェクトの輪が、今後もさらに広がることを期待します。

■取り組みの輪が広がることを期待
おかしなおかしや和菓子職人 後藤麻利恵さん(鶴岡市)
生徒の作品を見て、自然に対する感じ方や表現方法が一人ひとり違うことが新鮮で、刺激を受けて和菓子の制作を引き受けました。生徒の想いを再現するため、普段はつけない色や表現方法に試行錯誤を重ねました。将来、生徒が和菓子職人になって、プロジェクトに参加する姿が見られたらいいなと思います。

■デザイン性にひかれ、忠実に再現
遠州屋和菓子職人 齋藤侑さん(鶴岡市)
後藤さんに声をかけてもらい、このプロジェクトに参加しました。素敵な作品ばかりで選考に悩みましたが、中秋の名月を連想させるデザインにひかれ五十嵐さんの作品を選びました。忠実に再現することを意識し、和菓子を完成させました。多くの方が喜ぶ顔を見て、参加してよかったと感じています。

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