文字サイズ
自治体の皆さまへ

山鹿の【もっと】子どもたちの夢を応援したいという思い 仲間とともに体現した人たち

4/35

熊本県山鹿市

■Interview
こども未来 サポーター
会長 瀬口 力(ちから)さん
令和3年3月、(株)Lib Work代表取締役社長兼CEO瀬口力さんをはじめ、8人が発起人となって設立した、山鹿市の子どもたちの夢を応援する”こども未来サポーター”
去る9月、発足1年を迎え総会が開催されました。そこで、今回の支援の実績や、設立後の1年を振り返った感想、さらに今後の展望などを瀬口会長に伺いました。

-PROFILE-
瀬口 力さん 1973年山鹿市生まれ。1999年、大学院在学中に有限会社瀬口工務店(現・株式会社Lib Work)入社。翌年、代表取締役に就任。
令和3年3月、こども未来サポーター設立。山鹿市在住。

▽これまでのサポート記録
・小学生スポーツ〔団体2・個人(延べ)5人〕
・中学生文化〔団体1〕
・中学生スポーツ〔個人4人〕
・高等学校文化〔団体1〕
・日本語教室ボランティア〔団体1〕
合計〔団体5・個人(延べ)9人・支援者総数(延べ)67人 交付した支援金の総額49万円〕

▽こども未来サポーターの顔ぶれ
・(株)Lib Work代表取締役社長兼CEO 瀬口 力(ちから)さん 会長
・農事組合法人立山農産代表理事 立山 和宏(かずひろ)さん 副会長
・中島登記測量事務所((株)アースデザイン)代表 中島 英司(えいじ)さん 事務局長
・(株)CUBE代表取締役社長 星子 真広(まさひろ)さん
・(有)亀寿し取締役社長 荒木 健二(けんじ)さん
・ROOMS(株)代表取締役社長 田中 清輝(きよてる)さん
・(有)松山建設専務取締役 松山 哲也(てつや)さん
・(株)丸美屋 管理本部次長兼(株)農匠なごみ代表取締役社長 東 鉄兵(てっぺい)さん
(10月31日現在)

◆家庭の負担を減らすことで子どもたちの夢を応援
きっかけは「子どもたちのために何かできないか」と同級生で話したことです。部活動や習い事を通じて九州大会や全国大会に行くなど、子どもが結果を出してくれることは保護者さんにとって本当にうれしいことである一方、大会出場にあたり、その多くで保護者さんの経済的負担を伴います。費用を確保するためカンパを募ったり物販を行ったりと、大きな労力が求められます。複数の子どもがいる家庭ではなおさらでしょう。
負担を抱えた保護者さんたちの声を聞き、苦労して勝ち取った出場の機会を経済的な理由で逃さないよう、家庭の負担を減らすことが子どもたちの夢の応援に繋がると考えました。その結果、私たちが直接支援する「こども未来サポーター」が発足したのです。

◆感謝の言葉が活動の糧
支援させていただいたある学校の生徒さんから手紙をいただきました。その便せんには「こども未来サポーターのおかげで遠征に行けました」と、お礼の言葉が書いてあり、胸がじーんとしました。そして、これまでの活動が報われたと実感し、今後の活動の糧になりました。早速メンバーと共有するとともに、今回応援させていただいた生徒さんを9月の総会に招き、短い時間でしたが交流してみんなで喜びを分かち合いました。

◆認知度不足という課題
公平に多くの人に手を差し伸べたかったのですが、残念ながら周知が不足していました。「そのような支援があったのなら申請したかった」という声を聞き、利用できなかった皆さんには申し訳なく思っています。今後は、パンフレットなどを作成して広く周知するとともに、山鹿市教育委員会と連携して申し込みしやすい体制を整えたいと思っています。

◆サポートを受ける人、サポートする人、両方の輪を広げたい
サポートの輪が広まり、多くの子どもたちの支援ができたらいいなと思う反面、持続的なサポートを行うためには、支援者の輪を広げることが重要です。
今後、サポーターの増員や、広く寄付金を募ることによって財源を確保し「こども未来サポーター」を成長させ、この取り組みが山鹿から全国に広がることが、これからの目標です。
ぜひ、制度を活用していただければと思います。
そして、趣旨をご理解いただき、サポーターになっていただける人もお待ちしています。

こども未来サポーターの設立1周年を心からお祝い申し上げますとともに、市民の皆さんによるこのような支援活動に厚く感謝を申し上げます。本市では、部活動など学校教育や、社会体育・社会教育の分野で子どもたちに対する支援を行っています。今後は、こども未来サポーターの皆さんとともに、未来を担う子どもたちを応援してまいります。こども未来サポーターのさらなる充実と、未来を担う子どもたちの成長をみんなで支えましょう。
山鹿市教育長 堀田浩一郎(こういちろう)

◆サポート内容と手続きの流れ
▽サポートの対象と内容
(1)山鹿市に住所がある小・中・高等学校の児童生徒を対象に、県予選などを通過して出場する九州大会および全国大会出場にかかる費用
(2)山鹿市内の子どもたちのために活動する山鹿市内のボランティア団体の活動費
・個人申請の場合
全国大会 1人当たり2万円以内
九州大会 1人当たり1万円以内
・団体申請の場合
1人当たり個人申請の半額以内
1チーム当たり上限15万円以内

▽手続きの流れ
(1)山鹿市社会体育課から寄付申込書を受け取る(詳しい内容は、こども未来サポーター事務局に相談してください)
(2)寄付申込書に必要事項を記入して山鹿市社会体育課へ提出
(3)こども未来サポーターが、寄付申込書の内容を審査後、申請者に結果(交付の可否)を連絡
(4)子どもたちは大会に出場
(5)申請者は、出場報告書をこども未来サポーター事務局に提出
(6)こども未来サポーターが出場報告書の内容を確認後に寄付金を交付
※寄付金は事後交付です

相談・問い合わせ:こども未来サポーター事務局
〒861-0522 山鹿市久原3113-1
中島登記測量事務所 中島英司(えいじ)
【電話】44-5226【FAX】44-5232
※寄付やサポーターの申し出もこちらへ

申込書の受け取りと提出先:
申込書の交付と提出の受け付けは、山鹿市役所4階社会体育課で行います
社会体育課
【電話】43-1150

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU