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自治体の皆さまへ

令和4年 新春座談会 みんなをつなぐ ワクワクふるさと和光(2)

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埼玉県和光市

■住み続けたい街になるためには

池本:
住み続けたい街のポイントとして、1点目は、イベントに参加して楽しい、作って楽しい、という両方だと思います。はじめは自分がイベントを作ったりSNSを立ち上げたりというのはハードルが高いですよね。でも、自分とプロフィールが似ている人がやっているのを間近に見れば、楽しそうだな、と参加できると思います。市民発動型、あるいは企業と連携した形でも良いのですが、そういう場があり、そこに参加する市民が増える、というメカニズムがあると強いと思います。それから、偶発的な出会いをどう呼び込むか、というポイントがあります。代々木公園の周辺駅は住み続けたい街ランキングで上位です。代々木公園では、週替わりのイベントをやっていたり、定期的にお散歩をしている人がいたり、人々が偶発的、あるいは定期的に通う場があり、そこで新しい出会いが生まれています。そういう場をいかに用意していくか、ということも重要だと感じます。
渡辺:
東上線全体を見ても、乗降人員が右肩上がりで、5年ほど前と比較して4%ほど、和光市では10%ほどと、非常に増えています。東上線そのものも沿線に学校や企業が多く、日中の下り電車でもかなり混んでいます。東上線沿線のポテンシャルは高いと思います。特に和光市は副都心線・東横線も繋がって横浜まで行ける点で、非常に交通利便性が高いと思います。一方で、もう少し期待するのは、狭い道路が多い和光市駅北口がきれいになることです。和光市のポテンシャルはまだまだあるだろう、もっともっと良くなっていくだろうと思っています。先ほど「新しいニーズ」という話もしましたが、今までのように住宅を作って売る、ということだけではなく、さらにもう少し皆さんのお手元に届くようなものを目指すと和光市ももっと良くなっていけると思います。また、先ほど自動運転のお話がありましたが、将来的に北口が整ったときに、次世代のモビリティという点で、弊社グループも地域交通の軸となるよう協力できればと思っています。
大沼:
シティープロモーションのキャッチフレーズである『ちょうどいいまち、ちょっといいまち』はまさにそうだな、と思います。大きすぎず繋がりやすく、アクセスも良くて。和光市には目立った観光資源はないのですが、どんどん街が整備されていく中で、そこに住む人の満足度は人との繋がりから生まれると感じています。ハード面の住みやすさのほかに、今後は多世代交流のできる場などが生まれてくるとよりあたたかい街になり、ふるさと感も出てくるのではないかと思います。

■今後の街づくりへの期待

池本:
今後のポイントは、市のプロモーションだと思います。和光市は都心に近く、それなりの利便性も整っていますが、和光市自体が知られていないので、もっとプロモーションをした方が良いと思います。また、医療費補助・待機児童対策といった子育てのしやすさをPRするだけでなく、お父さんお母さんが街を楽しんでいる、活躍していることを打ち出すと良いかと思います。働く市民が仕事だけでなくプライベートで街の中でも活躍している、という目線はすごくメディア受けすると思います。利便性は十分なので、そこを主軸にしてプロモーションしていくと良いと思います。
渡辺:
和光市は公園も非常に多くて、住みやすいと聞いていたので、多世代交流が足りないということであれば、それが増えていくとふるさとになっていくと思います。PR面ではわれわれも協力できるところもあると思いますので、一緒に連携していければと思います。
大沼:
見聞特派員として、お店の方や、個人で教室を開いている方など、いろいろな方を取材しています。和光市は本当に魅力的な人が多く、そういう人と繋がれるだけで嬉しいし、離れがたくなる街という感じがするので、人と人がもっと繋がれるきっかけがあったら良いと思います。自分から積極的に人と関わることのできる方もいますが、なかなか踏み込めない方もいますし、仕事をしているとなおさらです。若い世代が出産を機に和光市を離れていくのではなく、出産して人との繋がりもできたしここは離れがたいな、という流れが生まれると良いと思っています。イベントや地域活動も一人ひとりが持っている力を発揮してイキイキと活動していると、楽しさや充実感が出てきます。そういう人が増えていくと街が元気になり、街への愛着が深まると思います。
市長:
確かに今の和光市は、ほんとに小さい芽がいろいろ出てきています。一方で、PR力は足りないとも思います。ハード面はこれまで積み上げてきたものがあるので、それ以外のところでアピールポイントを考えていきたいと思っています。今後もぜひ、皆さまのご協力をよろしくお願いします。

〇池本洋一(いけもとよういち)
(株)リクルート不動産・住宅情報サイト『SUUMO』編集長。SUUMOリサーチセンターの所長兼務。街ランキング発表の他に自分らしい人生を応援するため「住まいの価値」を提言・実証する研究を進めている。さいたま市在住。

〇渡辺隆史(わたなべたかふみ)
東武鉄道株式会社経営企画本部部長。東上線沿線で池袋西口の再開発などの業務に携わり、現在は、自治体との窓口として街づくりに関わっている。

〇大沼来実(おおぬまくるみ)
和光市在住。広報わこうまちの見聞特派員(市民ライター)。『わこうちゃんねる』発起人。和光市100人カイギ、和光市チームSDGsわこサスなど市内の活動に積極的に参加している。

※自動運転を含めた和光市版MaaSについては、本紙4ページをご覧ください

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