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自治体の皆さまへ

令和4年 新春座談会 みんなをつなぐ ワクワクふるさと和光(1)

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埼玉県和光市

今年度から市の将来都市像となっている「みんなをつなぐワクワクふるさと和光」をテーマに、自治体ランキングの分析や企業の立場、市民の立場から見たまちの魅力と「住みたい街」「住み続けたい街」づくりなどについてお話を伺いました。

■和光市のまちづくりについて

柴﨑光子市長(以下、市長):
これまで駅の南側に多くの施設ができていましたが、今北側に力を入れだしています。北口は駅前の再開発をして盛り上げていこうとしています。また、和光北インターの辺りも街づくりをして自動運転※で結び、新たな産業拠点にしようというのが、今取り組んでいる街づくりです。区画整理などの開発も行っていくので、人口も若い方を中心に増えていくと思っています。ソフト面では、地元でもっと楽しめる仕掛けを考えていきたいと思っています。市民の方が「やりたい」と言っていることに場所を提供し、協働を進めていきたいと思っています。
大沼来実(以下、大沼):
和光市は南北の違いがあると言われますよね。今後、北側がどう発展していくのかとても期待しています。

■和光市の特徴について

池本洋一(以下、池本):
実は埼玉県民は東京に投票する人が多かったのですが、最新の弊社調べ『SUUMO住みたい街ランキング2021関東版』では、埼玉県民が埼玉県の駅に投票する割合が過去最高で、55.4%となっているのが特徴です。これにはおそらく2つの要因があって、1つはコロナ禍で東京に出なくなり、自分の街にいる時間が長くなって、地域の見直しが起こったこと。それから、これは経年で起きていることですが、若い人たちを中心に、憧れよりも実質・実利、全体を見ながら街を選ぶという趣向。身の回りの豊かさや、物質的・精神的な豊かさに関心が強い世代が投票の中心になってきていることも挙げられると思います。駅ベースだと和光市駅が首都圏全体で、33位となっています。埼玉県内で、和光市より上位の駅は大宮(4位)、浦和(8位)、さいたま新都心(15位)です。東上線沿線では和光市がトップ、しかも過去4年の中で2021年のランキングは最高位タイとなっています。埼玉県の中でも非常に注目度があるのかなと。ランキング投票者のコメントを見ると、和光市の中で見直されたのは、一つは和光樹林公園でした。比較的緑の量も多く、ワンストップで遊べるし、ボール遊びやバーベキューもできますよね。それから、駅ビルができて「顔」が整ったので、シビックプライドみたいなものも生まれました。また、市役所の近くに温浴も含めた複合施設ができるとの告知もあり、今後街が発展していく期待感もあるというのが上位の理由だと思います。一方、『SUUMO住み続けたい街ランキング2021』の自治体ランキングだと、和光市は首都圏全域では70位、埼玉県内では9位です。上位にはさいたま市が区ごとにランクインしていて、それを除くと上位になっています。住民の評価点が1番高かったのが、今後の街の発展期待で、2番目は交通利便性です。「今後の不動産価値が高そう」といった声もあります。利便性や街の発展期待以外の部分でどう打ち出していくか、という点が、今後議論になってくる街の課題だと思います。
市長:
わたしもハード面が整ったらあとはソフト面だという思いです。和光のまちのキャラクター、「こういう街なんだよ」というのを特徴づけたいと思っています。市民の方たちの「こういうことをやりたい」という気運を伸ばし、みんなで盛り上げていきたいと思います。
池本:
首都圏の『SUUMO住み続けたい街ランキング2021』で上位になっている街の共通項は、地域の中のコミュニティがはっきりとして、市民の活動量が多い点です。自分たちがイベントを作ったりすると、参加感やオリジナル感があります。そして、シビックプライドが高まっていくと思います。その辺りが和光に生まれてくると、一段上の市民満足度が得られるのではないでしょうか。
渡辺隆史(以下、渡辺):
東上線はかなり歴史が古く、昭和期からときわ台や鶴ヶ島に住宅を整備してきました。高度成長期は都心に人を運ぶ、駅周辺に良好な住宅環境を作る、というのがメインでした。平成に入り、ふじみ野やつきのわを開発しました。バブル期以降、少し離れたエリアでも住宅の需要はある一方で、交通利便性も同時に求められていたので、駅近で通勤・通学も便利、住宅プラス新駅、といった形で提供してきました。令和に入って和光市駅に駅ビルや、ホテルを出しました。エキアプレミエは、『毎日をちょっと上質にしてくれる一番身近な場所』というコンセプトで、暮らしをより快適にしたいというニーズに応えるものにしています。また、ホテルも宿泊をメインにしたものにしています。このような大規模で長期間を要する開発の中では、大きく2点のポイントがあると思います。1つは、時代によって変化するニーズをしっかり捉えること。2点目は、単に施設を作るだけではなく、長期的に街の価値の向上につながるようなものをやっていくこと。これは、大規模になるほど地域や自治体の皆さんと一緒にやっていかなければと思います。ソフト面でも、今の若い人のニーズはいろいろ変わってきていると思いますので、それに合ったものを行っていくと街の価値も上がっていくと思います。
大沼:
和光市の好きなところについて市民の方と話すと、アクセス面や、利便性の高さがよく言われます。和光市は程よい大きさで、いろいろな活動をしていても、「あ、ここでもあの人に会う」と、人と人との繋がりが生まれやすい街だと思っています。保育園も増えましたし、子育てもしやすい環境になっています。先ほど、地価が上がっていくというお話もありましたが、マイホームを考えたときに、東上線を下って物件を探す人もいます。お勤めの関係で市民の入れ替わりも激しい街ですが、人と人が付き合いやすい空気感はあるので、すごく良いと思っています。駅北口再開発の今後も楽しみです。ハード面で変わるところがありつつも、ソフト面のサポートも充実していくと良いと思います。
市長:
地域に最初に入っていくのは特に女性が多いと思うんです。子供を産んだ瞬間に地域と関わる機会ができますよね。そうなったときに、気付いたら友達が増えていた、というのが理想ですが、今1番難しいのではないかな、と感じています。
大沼:
新型コロナの影響で、支援センターや児童館も休館になって、プレパパママ教室など保健センターのイベントも全て中止となり、行政が用意した出会いの場がなくなってしまいました。たまたまコロナ前にFacebookで立ち上げた『わこうちゃんねる』は、自粛期間中にメンバーがすごく増えました。遠出ができないので、身近なところに何があるのかとか、ちょっとした地域の人との繋がりを求めてとか、そういう理由があると思っています。コロナ禍で市民活動が一気に停滞した面がありましたが、オンラインでイベントを配信したり、市民主催でオンライン音楽フェスをやったり、そういう試みがあったのは良かったと思います。

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