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ー特集ー集落営農を考える(3)

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鳥取県江府町

■地域を売り込む
◯農事組合法人 宮市
経営面積:11.8ha
主な作物:
・水稲
・大豆
・そば
概要:平成7年に発足した宮市集落の農事組合法人。鳥取県で2番目に発足した農事組合法人で、水稲のほかに大豆を作付・加工し「奥大山高原みそ」として販売している。

〈「奥大山高原みそ」について〉
(長岡邦一代表理事)「平成7年に『地域の農地は地域で守ろう』と設立しました。当時は何の補助もなく赤字続きでした。平成10年から大豆栽培を始め、平成13年に資源の見直しのための専門家を招請しました。その後、平成14年の総会で6次産業化を目指すことになり、平成16年に農協の指導を受けて『奥大山高原みそ』の製造を開始しました。現在はJA直売所アスパルや道の駅、ネットショップでの販売のほか、自慢のお米と一緒に江府町ふるさと納税の返礼品に採用されています。」

◯農事組合法人 御机
経営面積:6.1ha
主な作物:
・水稲
・そば
概要:令和3年に発足した御机集落の農事組合法人。水稲の他に、そば栽培に取り組んでおり、オリジナル商品として販売もしている。

〈「奥大山御机そば」について〉
(川上富夫代表理事)「『奥大山御机そば』は、昨年度まで実施していた、とっとり共生の里事業で商品化されました。道の駅奥大山をはじめ、江府町ふるさと納税の返礼品や大山平原ゴルフ場のレストランにも納品しています。実際に食べた方からは『風味が良く、コシも強い』などの感想をいただいています。今後は『そばつゆ』の開発や御机集落でそばの提供ができる場所を作るなど挑戦したいです。」

■新たな取り組みについて
◯集落営農の検討を始められた集落
ここ数年、町内でも集落営農に関する話し合いが進展しています。今回は貝田集落をご紹介します。貝田集落では令和3年度に集落営農検討委員会として役員を設けて、集落営農の取り組み可否について検討されています。検討委員会代表の谷田孝之さんにお話を伺いました。
「貝田集落においても、近い将来は、個々の家族のみで農地を維持していくのは難しくなります。その危機感を、『こうすればもっと良くなる、未来につながる。』という希望に変えていきたいです。そのために、先進地の取り組みに学びながら、貝田集落にとってのベストの形を見つけていきたいです。この委員会のメンバーで、精力的に検討を進めています。」
貝田集落営農検討委員会 代表 谷田孝之さん

◯グループ営農組織への補助事業〜江府町の農業を担うコミュニティづくり事業〜
「集落営農に興味はあるが、うちの集落では法人化までは難しいかも」という声もいただいています。このような集落には、数人で構成されたグループ営農組織による取組をおすすめしています。メリットとしては気の合う仲間で始めることで、意思決定がスムーズにいくことや、比較的小さな面積からでも取り組めることが挙げられます。町ではグループ営農組織に対して「江府町の農業を担うコミュニティづくり事業」を実施しています。対象者は経営所得安定対策に申請しているグループ営農組織で補助金額は定額5万円、申請から3年間継続で実施されます。
なお、令和2年度に事業を実施された組織では「かわら版」として活動内容をチラシにされています。このかわら版は江府町役場や図書館に冊子を設置していますので、今後グループ営農を検討されている方はぜひご覧ください。

◎江府町の農業を担うコミュニティづくり事業

◯集落営農を考える
今、中山間地域に求められていることは、「地域の農地を将来的にどのように管理していくか」ということです。
農地は個人の資産でもあり、農村の宝でもあります。この財産をどうやって管理し、どのように磨いていくかという方針を地域で話し合うことが大切です。集落営農はそのための選択肢の一つであり、現状の課題解決には有効な手段です。
町では、まず「人・農地プラン」の作成をおすすめしています。営農に関するアンケートをスタートとして、5年後、10年後を見越した農地や担い手の計画を立て、実行していくという内容です。
進め方などについてご質問などありましたら、江府町役場産業建設課までご相談ください。
町内の各集落で話し合いの動きや機運が高まっています。いま一度、集落営農について考えてみませんか?

問い合わせ:集落営農や人・農地プランの相談窓口 江府町役場産業建設課
【電話】0859-75-6610

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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