
琵琶湖の浜を楽しめる第2なぎさ公園。園内に置かれた「BIWAKO モニュメント」は写真映えするスポットとして人気。
◆中山道の宿場町として栄えた住みやすさと活力を備える田園都市
鈴鹿山系から琵琶湖に流れる野洲川の下流域平野に位置する守山市。全体に平坦ですが、一説には、平安時代に比叡山延暦寺を守る寺として東門院が建立されたことから、守山の名が付いたとされています。
古くは、縄文時代早期の遺跡があり、また環濠集落跡など数多くの弥生時代の遺跡が所在し、奈良時代には大安寺をはじめ南都諸寺の墾田(こんでん)があった歴史あるまちで、江戸時代には五街道の一つ中山道の東下りの第一番目の宿として守山宿が栄えました。今も街道筋に残る町屋を生かした中山道街道文化交流館は情報発信や交流の拠点として利用されています。
強い自治を持つ寺内町が形成された伝統を受け継ぎ、自治会加入率90%を誇る地域コミュニティが根付くまちであり、充実した医療サービスや中高一貫校が2校ある教育環境に加えて、JR東海道本線守山駅から京都駅まで25分、大阪駅まで55分という利便性もあります。
琵琶湖でとれる魚を加工した、ふなずしなどの伝統食や全国的に知られた近江牛など食文化も豊か。
市民憲章で謳われる「のどかな田園都市」が示す通り、利便性と良好な自然環境が共存し、住みやすさを実感できるまちです。
▽景
大津市と守山市を結ぶ琵琶湖大橋。昭和39年に開通した有料橋で、長さ1,350m。琵琶湖はこの橋を境に北湖と南湖に分けられる。
▽祭
例年1月の第2土曜日に開催される勝部の火まつり。大蛇に見立てた長さ5~6m、重さ約400kgのたいまつを燃やし、健康を祈る。
▽果
1株から1玉だけ収穫するモリヤマメロンは「緑の宝石」と称され、直販所に行列ができるほどの人気。ふるさと納税の返礼品にも。
▽図
「本と人が出会い、人と人がつながる知の広場」がコンセプトの守山市立図書館。平成30年に建築家・隈研吾氏設計で改築された。
◎Moriyama
滋賀県の南西部に位置する。昭和32年に中洲村の大部分が合併して現在の市域が形成され、昭和45年に市制施行。住みやすさから、若い世代を中心に人口増加が続いている。
人口:8万5,107人(令和4年3月31日現在)
面積:55.73平方キロメートル
【URL】http://www.city.moriyama.lg.jp/
■文化・福祉・教育の豊かさを享受できるまちへ
守山市長 宮本和宏
令和2年に市制施行50周年を迎えた本市では、50年先の将来ビジョンを『豊かな田園都市 守山』と定め、「市民の皆様おひとりおひとりが心身ともに豊かさを実感するとともに、文化・福祉・教育の豊かさを享受できるまち」を目指しています。
また、駅前周辺でもゲンジボタルが飛翔する豊かな自然環境と、京阪神へのアクセスの便利さが共存し、若い世代を中心に人口が増加しています。ぜひお越しいただき、その魅力を体感してください。
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