- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道比布町
- 広報紙名 : 広報ぴっぷ 2025年7月号(802号)
■夏太りに注意しよう!!
夏は汗をたくさんかくので、「やせやすい季節」と思われがちですが、実は太りやすい季節でもあります。
■汗はたくさんかいているのにどうして太る?
暑い夏の日に汗をかくのは体温を調整するためで、運動をしてかく汗とは違います。人間は体温を一定に保つ「恒温動物」です。外の気温に関係なく、体の中の温度を安定させようとします。冬は寒さに負けないよう体温を上げるために多くのエネルギーを使いますが、夏は外気温が高いため、体温を上げる必要がなくなります。
その結果、自然に消費するエネルギー量(基礎代謝量)が下がってしまいます。
※基礎代謝量とは、呼吸や心臓の動き、体温維持など、生きていくためにじっとしていても消費されるエネルギー量のこと
※筋肉量が減少すると、基礎代謝量も低下します。また、減った筋肉は脂肪に変わります。
■夏太りの仕組み
食欲がなく、そうめんや冷や麦が中心の食事が増えると筋肉を維持するためのたんぱく質の摂取量が減り、筋肉が減ります。見た目はあまり変化せず体重が減っていきますが、体には脂肪が増え、基礎代謝量がさらに下がって、結果的に太りやすい体を作っていきます。
(1)食欲不振でそうめんなど偏った食生活
(2)体重が落ちた様に見えるが原因は筋肉の減少
(3)基礎代謝量が下がって太りやすい体へ
■夏太りを防止する方法
1.食事は1日3食を意識しましょう~肉・魚・卵・大豆製品を上手に取り入れて~
朝食を抜かないようにしましょう。涼しい朝のうちに、しっかり食べることが大切です。アイスクリームやかき氷、ジュースなどの冷たい物は、摂りすぎに注意しましょう。
2.適度な運動を取り入れましょう
朝や夕方以降の涼しい時間帯を選んで、積極的に体を動かしましょう。体を温めることで筋力の維持や基礎代謝量の低下を防ぐことができます。室内ではストレッチなども効果的です。
3.自律神経を整えましょう
湯船に浸かる習慣を持ちましょう。ぬるめのお湯で体を温めることで、代謝が上がり、自律神経のバランスも整います。睡眠の質を高めることも大切です。寝苦しい夜は、扇風機やエアコンを上手に使って、快適な睡眠環境を整えましょう。
また、寝ながらスマートフォンやタブレットを使うと脳が刺激されて寝つきが悪くなるため、できるだけ布団には持ち込まないようにしましょう。
■困ったときにはご相談ください。
保健センターでは、町民の皆さん一人ひとりに合わせた健康相談・栄養相談を随時受け付けています。
ゆっくり休んでも疲れが取れない時や気分が優れない時など、お気軽にご相談ください。
問合せ:保健センター
【電話】85-2555