健康 保健センター通信 ホケセンだより

■減塩を意識して高血圧を予防健康を維持しましょう!
◆比布町は高血圧も注意が必要
比布町は高血圧の人が多く、近隣町よりも高血圧の一人当たり医療費が高くなっています。また、高血圧が原因となる虚血性心疾患※も同様に多くなっています。虚血性心疾患は、生活や生命にも関わる重篤な疾患なので、しっかりと予防しましょう。
※虚血性心疾患とは、心臓に血液を送る血管が狭くなったり詰まったりして、心臓の筋肉への血流が悪くなり、酸素や栄養が不足する病気の総称です。

◆塩分と血圧の関係
体内の塩分濃度は常に一定に保たれるようになっています。塩分を摂りすぎると、一時的に高くなった塩分濃度を下げるために、体内に水分が貯めこまれ、塩分を薄めようとします。これによって心臓に送り込まれる血液量が増え、血管にかかる圧力が増し、血圧が上がります。
7月の町民総合特定健診で尿検査を行い、推定塩分摂取量を測定した結果、比布町民の塩分摂取量は全国平均よりやや多いことがわかりました。また、血圧が正常な方と高血圧の方では、塩分摂取量に平均約1gの差があり、高血圧と塩分摂取量には深い関係があり、高血圧予防には減塩が有効であることがわかります。

◆減塩に取り組みましょう
1日の塩分摂取目標量は、男性で7.5g未満、女性で6.5g未満です。高血圧のある方は6g未満です。

◇食品に含まれる塩分量を知ろう
濃口醬油 小さじ1 塩分0.9ℊ
味噌 大さじ1 塩分2.2ℊ
ポン酢 小さじ1 塩分2.2ℊ
梅干し大粒 塩分20%1粒 塩分3ℊ
ロースハム 2枚 塩分0.7ℊ
ラーメン 1杯 塩分6ℊ

◇調味料+αが効果的
塩を減らすだけでは物足りなさを感じることもあります。そこで、出汁や酸味のある食材(柑橘果汁、トマト、酢など)、香辛料(カレー粉、生姜、にんにく、しそなど)を上手に活用することで、塩分を控えながらも美味しく食事を楽しむことができます。

◇減塩食品をつかう
最近、たくさんの種類の減塩食品が店頭に並ぶようになりました。うま味を効かせ、おいしく食べられる減塩食品も増えています。薄味に慣れない方は、減塩食品の活用が有効です。
保健センターでは健康マイレージ事業を行い、応募者全員に商品券と減塩食品を贈呈しています。ぜひこの機会に健康マイレージに応募し、減塩食品をお試しください。

問い合わせ先:保健センター
【電話】85-2555