くらし NEWS SPOT

■いのちをつなぐ学び~幌加内小学校の児童がイトウの孵化場を見学
5月8日(木)、「うわぁ、おっきい!」母子里にあるイトウの孵化場を訪れた幌加内小学校の3,4年生の子ども達からは、そんな元気な声があがりました。日本最大級の淡水魚「イトウ」は、北海道の限られた地域にだけ生息する貴重な魚です。その数は年々少なくなっており、今や”幻の魚“とも呼ばれています。昨年はNHKの人気番組でさかなクンがイトウの魅力や保護活動について特集するなど、全国的にも注目が集まっています。こうした中、朱鞠内湖淡水漁業協同組合では未来を担うこどもたちに、自然環境や生き物の大切さを学んでもらおうと、課外授業として孵化場の見学を実施。こどもたちは漁協職員の説明に真剣な顔で耳を傾けていました。実際にイトウを間近で見たり、命をつなぐための取り組みについて学んだりすることで、自然との関わりや命の尊さについて深く感じたようです。

■春期管理捕獲
町では近年、人里周辺におけるヒグマの出没が増えている現状を受け、町内ハンターの人材育成及び人里周辺へのヒグマ出没抑制を目的として、4月3日、7日、8日の3日間にわたり「春期管理捕獲事業」を実施しました。
実施場所は、朱鞠内湖畔キャンプ場周辺の林道で町が委嘱する鳥獣被害対策実施隊の内、NPO法人旭川市猟友会及び町内在住のハンターから6名参加し、ヒグマの捜索を行いました。
今回は、冬眠明けを見計らって昨年度より約1週間早い時期での実施となりましたが、痕跡は少なく捕獲には至りませんでした。しかし、ハンター同士の情報共有や技術向上を図るよい機会となり、有意義な取組となりました。
北海道では現在、ヒグマの個体数が増加し、人とのあつれきが高まっています。人身被害を防ぐためにも、ヒグマに関する正しい知識を持ち、落ち着いた対応につなげていくことが大切です。

■双葉保育園参観日
4月26日(土)双葉保育園で親子参観が行われ、じゃんけん列車など体をいっぱい使った遊びを行い、親子の交流の中でたくさんの笑顔が見られました。
各教室に戻ってからは、個性を生かした可愛いこいのぼりを作成するなど、普段見ることのできない子供達の成長を感じる1日になりました。

■雨竜川ダム建設事業所が町役場別館2階へ移転
雨竜第1ダムと第2ダムの本格的な改修工事の開始に伴い、「雨竜川ダム建設事業所」が4月1日(火)より幌加内町役場別館2階へと移転して業務を開始することになり4月16日(水)、町役場にて移転報告会が執り行われました。雨竜川ダム再生事業は発電専用のダムを改修し、一部を洪水調整容量に振替。さらに雨竜第2ダムを嵩上げして治水機能の増強を図るものです。今後数年間にわたり進められるダムの改修工事は地域の安全や水資源の安定にとって大変重要な事業です。今回の移転を機に町と事業所が連携を深め、ダム改修工事が円滑に進むことを期待します。

■ユニヴァグループ新入社員合同研修
4月23日(水)から3日間ユニヴァグループ「(株)ユニヴァ・ジャパン、(株)ユニヴァ・ペイキャスト:東京都」の合同新人研修が実施されました。同グループは包括連携協定を締結している他、企業版ふるさと納税でのご支援をいただいております。
今回参加された10名の参加者は、幌加内町の活性化をテーマとしたグループワークやそば打ち体験を実施され、幌加内町と同グループの取り組み、幌加内町における地域課題に対する理解を深められました。

■笠井陽太さんが剣道五段取得
政和自治区の笠井陽太さん(26)が、全日本剣道連盟主催の昇段審査において五段に合格しました。
3月2日(日)に札幌市で開催された昇段審査会は、筆記試験のほか、実技で異なる受審者同士による立ち会い2試合と日本剣道形の実技が行われました。笠井さんは審査の試合で攻めの姿勢から打ち切った技が有効打突と認められ高い評価につながりました。笠井さんは農業を営みながら幌加内剣道連盟に所属し、日頃から週2回行われる剣道少年団の稽古で小中学生を指導しています。次の目標は東京で開催される六段審査合格に向けて努力を誓う一方、減り続けている少年団員を増やす取り組みをしたいと力説しています。