健康 健康だより

■歯を失った後どうしていますか?
皆さんは、今自分の歯が何本あるかご存じですか?歯の本数は、健康と深く関係しています。下の表を見てみると同じ年齢の現在の歯の平均本数がわかります。あなたの今の歯の本数と比べて、いかがですか?「歯が抜けたまま、何もしてない…」という方は、要注意!歯を失ったあと、そのままにしていると…実は口の中で色々な問題が起き始めます。

◇年齢とともに減る歯の本数をチェック!
1人平均現在歯数

(令和4年歯科疾患実態調査)

◇抜けた歯をそのままにするとどうなる?
・抜けた歯とかみ合っていた歯が伸びてくる
・隣の歯が、抜けたスペースに倒れてくる
・全体のかみ合わせが狂って食事がしにくくなる
・発音しづらくなり、会話にも影響が出る

1人平均現在歯数は、年齢とともに減少し、75歳以上になると20本未満になります。
「8020運動」は80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという目標で、年々知名度が高まっています。
生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように、今ある歯を1本でも多く守り、失った場合も適切な対処をしていくことが大切です。

■もしも、抜いた歯の部分をそのままにしているなら…そのままにせず早めに“補う”ことが大切です
◇ブリッジ
両隣の健康な歯を削り、橋を架けるようにして人工の歯を入れます。
◎しっかり固定できて、取り外し不要
×健康な歯を削らなければならない

◇入れ歯
1本から、複数の歯を補うことができます。また取り外しも可能。
◎健康な歯を削る必要なし、費用が抑えられる
×最初は違和感があり、慣れるまで時間がかかることも
×調整のため何度か歯科医院へ通う必要がある

◇インプラント
顎の骨に人工の歯の根っこを埋め込み、その上に人工の歯を装着します。
◎天然の歯に近い見た目と使い心地
×手術が必要で保険適用外のため費用が高額
×細菌感染を防ぐため、丁寧なケアと定期的なメンテナンスが必要

■自分に合った補い方法を見つけましょう!
どんなものでもそれぞれ良い点、悪い点があります。大切なのは、ご自身の生活や希望に合った方法をかかりつけの歯医者さんと相談して、一緒に決めていくことです。「なんとなく」で決めてしまうと、後悔につながることも…
あなたの「これからの食べる力・話す力・笑う力」を守るために、一歩踏み出してみませんか?

問い合わせ先:役場福祉課健康係
【電話】574-2214