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「華蔵寺(けじぞう)の宝珠(ほうじゅ)マツ」宝珠化への道(2)
小友町の華蔵寺にある「華蔵寺の宝珠マツ」が、宝珠化の兆しを見せています。
マツは、一般的に春にのびる新しい枝の先端に雌花、根元に雄花がつきます。しかし、華蔵寺のマツは新しい枝の根元に密集して雌花がつくことが大きな特徴です。これらの雌花が受粉し成長すると、枝の根元が仏教における宝珠のように見えることから宝珠マツと呼ばれています。
昨年までは、枝の根元に2、3個の雌花しかつきませんでしたが、本年は3カ所の枝にそれぞれ100個以上の雌花が密集してついています。
春に咲いた赤い雌花は、現在、緑色のマツボックリに成長しており、秋にかけて徐々に茶色く変化していきます。
順調に成長すれば、来年の秋頃にはマツボックリが根本に密集した宝珠マツとなることが期待されます。

問い合わせ先:市教育委員会教育総務課文化財係
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