- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県仙台市
- 広報紙名 : 仙台市政だより 2026年1月号
表紙で取り上げた場所や物事などを深堀りし、仙台の見どころなどを幅広くお伝えします
今月号の表紙は、せんだいメディアテークのロバート キャンベル館長です。今回は、1月に開館25周年を迎えるせんだいメディアテークの取り組みなどについて紹介します。
◆アートで人と人をつなぐ
平成13年1月、複合文化施設として、せんだいメディアテークが開館しました。フランス語で「メディアの棚」を意味する施設名の通り、ギャラリーやスタジオシアターなどの市民利用施設を備えるほか、2~4階には市民図書館が入り、誰でもさまざまなメディアを通じて情報の収集や発信を行うことができる施設として、多くの方に利用されています。
メディアテークでは、表現や活動の場として展示やイベントが行われているだけでなく、多様な主体と連携した取り組みも行っています。その一つが平成28年から始まった「せんだい・アート・ノード・プロジェクト」。「アーティストの視点や仕事」と「地域の資源や課題」などをつなぐ、数々の企画を展開しています。フランスを拠点に活躍するアーティスト・川俣正氏による「仙台インプログレス」では、東日本大震災で被災した東部沿岸地域における課題について地域の人々の声を聞き、貞山運河へ続く木道や運河を渡る仮設の浮橋などを制作。アートを通して震災の記憶や地域の歴史を伝え、被災地域での新たな交流を生み出しています。
◆人が出会い、学び合う場に
まちの記録や資料をデジタルデータで収集・整理するのも、メディアテークの特徴的な取り組みの一つ。東日本大震災後に開始した「3がつ11にちをわすれないためにセンター(わすれン!)」では、市民や専門家などが震災とその復旧・復興を映像や写真などで記録し、発信しています。常設展示「わすれン!資料室」では、それぞれの視点から残された記録を見られるだけでなく、文字や音声などで自分の記録を残すこともできます。
そのほか、市民団体と協働で地域の文化をつくる企画の一つとして「てつがくカフェ」を定期的に開催。さまざまな問いや課題をテーマに参加者同士が語り合い、考えることの難しさや楽しさを体験することで、性別や世代などを超えた交流が生まれ、共に学ぶ場となっています。
多彩な企画を通して新たな発見や出会いの機会を得られるせんだいメディアテーク。ぜひ、お気軽に足を運んでみてください。
