くらし ときめき人~Tome bito~

■戦後80年平和への願いを花に込める
迫町・山ノ神
藤原 優奈(ふじわら ゆいな)さん
2017年生まれ
Profile:
新田小3年。4人兄弟の長女として、妹や弟と一緒に体を動かして遊ぶのが大好き。保育園でのリズム遊びをきっかけに、歌を歌ったり、ピアノを弾いたりする事が好きになった。将来の夢は保育士。

幼い頃から、見たことがない服や帽子を身に着けた人の大きな写真が自宅に飾られていた。「この人は誰なの」と祖父に聞くと、「昔、戦争で亡くなった、大おじさんだよ」と教えられたが、戦争が何なのか、その時は詳しく分からなかった――。
終戦から80年の節目となった8月15日、日本武道館で開かれた「令和7年度全国戦没者追悼式」で、藤原さんが、献花者に花を手渡す献花補助者を務めた。戦没者の甥の孫に当たることから、宮城県連合遺族会から選出された。式への参列が決まったことをきっかけに、家族に聞いたり、絵本を読んだりして、戦争について調べ始め、「人が亡くなったり、原爆という大きな爆弾が落ちたりする『戦争』って本当に嫌だと感じました」と口にする。
全国戦没者追悼式では「全世界で戦争がなく、みんなが安心して仲良く暮らせますように」と願いを込め、献花者に菊の花を渡した。国務大臣の担当に割り当てられ、最初は不安だったが「衆議院議員の小泉進しん次じ郎ろうさんに花を渡した時に『ありがとう』と言われ、緊張がほぐれてしっかり務めることができた」と安心した表情を見せた。9月6日に開かれた迫町戦没者追悼式にも参列し、少年少女代表として追悼の言葉を述べて、白い折り鶴を捧げた。
戦争の悲しさを改めて感じ、「戦争は絶対にしてはいけないし、忘れてはいけない。ほかの国の人と仲良くしてほしい。私はほかの国の人と友達になって、一緒に遊んだり勉強したりして、仲良くしたいです」と真っすぐな目で語った。