くらし 【特集1】いばらき食べもの春夏秋冬〈初夏~夏編〉

自慢のおいしい食材を、やっぱり一番おいしい時期に楽しみたい!いばらきの特産物の旬をお伝えします。ぜひご賞味あれ。

■イバラキング
「茨城(イバラキ)のメロンの王様(キング)になってほしい」という思いを込めて命名された、本県のオリジナル品種。きめ細かくジューシーな果肉は、なめらかでとろけるような食感。ひとくち頬張れば上品な香りと甘さが口いっぱいに広がります。
県では、毎年メロンコンテストを開催しており、受賞したメロンは百貨店や高級果実専門店で販売されます。また、コンテスト審査員長の鎧塚俊彦(よろいづかとしひこ)シェフの店舗での取り扱いが予定されています。

[重点5品目]
主な生産地:鉾田市、茨城町
旬の時期:5~6月

◇重点5品目とは
県オリジナル品種のメロン「イバラキング」と梨「恵水」、県産の栗、県を代表する銘柄牛の「常陸牛」、銘柄豚肉の「常陸の輝き」の5品目。話題性のある取り組みや高級店、百貨店などへの営業活動を積極的に進めています。

■黒こだますいか
こだますいかの品種のひとつで、JA北つくばでは「誘惑のひとみ」と名付けています。糖度は12度以上もあり、甘みがギュッと凝縮されています。果肉はシャリシャリとした歯ざわりで、とてもジューシー。購入したら新鮮なうちに食べましょう!

主な生産地:筑西市、桜川市
旬の時期:7~8月

■イワガキ
カキといえば、冬に旬を迎えるイメージが強いですが、それは「マガキ」と呼ばれる種類です。茨城で漁獲される「イワガキ」は、手からはみ出してしまうほどのサイズ感が特長。食べ応えがあり、一度食べるとやみつきになること間違いなし。カキは“海のミルク”と呼ばれるほど栄養価が高く、亜鉛が豊富に含まれています。大洗町周辺では、定番の生ガキや、焼ガキのほか、炙りガキも楽しむことができます。

主な生産地:大洗町周辺
旬の時期:6~8月中旬

■常陸乃国(ひたちのくに)いせ海老
茨城が“イセエビ”の新たな名産地になりつつあることをご存じですか。本県産のイセエビは、他県産と比べてサイズが大きく、なかでも「常陸乃国いせ海老」は、1尾600g以上のサイズが求められるほか、見た目の美しさも厳選された最高級ブランド。肉厚でプリっとした食感とほのかな甘みは絶品の一言です。

主な生産地:茨城県沿岸全域
旬の時期:7~9月

■水戸の柔甘(やわらか)ねぎ
JA水戸のオリジナルブランド「水戸の柔甘ねぎ」は、その名の通り柔らかくて甘みがあるのが特長。生でサラダにしたり、おかかと和えて白米に乗せるなど、いろいろな食べ方を楽しめます。緑の葉の部分まで、余すところなく食べられるのも推しポイント。

主な生産地:水戸市
旬の時期:4~6月

■江戸崎かぼちゃ
畑でたっぷりと太陽の恵みを受け、完熟するのを待ってから収穫される江戸崎かぼちゃ。収穫後には全品が専門検査員による厳しい検査を受け出荷されます。こうして店頭に並ぶ江戸崎かぼちゃは、とても甘くてホックホク。ホクホク感を楽しむためには、お買い上げ後、なるべく早めに食べるのがおすすめです。

主な生産地:稲敷市
旬の時期:6~7月

◇江戸崎かぼちゃのスピードホクホク煮
〈材料〉
・かぼちゃ500g
・水100cc
・砂糖大さじ3
・塩小さじ2/3

1.かぼちゃは種をとり、ひと口大に切る。
2.鍋に水と砂糖・塩を入れ、かぼちゃを重ならないように並べる。
3.ふたをして強火にかけ、沸騰したら2~3分煮て、火を弱めて7~8分柔らかくなるまで煮る。
4.火を止めてしばらく置き、味をなじませて完成!

■とおりゴロ
霞ヶ浦北浦には小型のハゼの仲間が生息しており、地元では「ゴロ」と呼ばれ親しまれています。なかでも梅雨の時期に霞ヶ浦北浦から河川を遡上するヨシノボリ類の稚魚の群れは「とおりゴロ」と呼ばれ、佃煮などの加工品は骨まで柔らかく、うま味をまるごと楽しむことができます。霞ヶ浦北浦周辺の直売所などで販売されていますが、生産数が限られているので、見かけた人はラッキー!

主な生産地:霞ヶ浦北浦
旬の時期:6~7月

●食材の詳しい情報はこちら
いばらき食と農のポータルサイト「茨城をたべよう」

この記事に関するお問い合わせ:
・農産物について県販売戦略課【電話】029-301-3945
・水産物について県漁政課【電話】029-301-4070
・とおりゴロについて県霞ケ浦北浦水産事務所【電話】029-822-7270