- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県常陸大宮市
- 広報紙名 : 広報常陸大宮 2025年7月号
◆日本人の歴史は「なべ」と共に
歴史民俗資料館では現在、企画展「考古学をはじめよう。」を開催中です(~8/31まで)。
そこで、考古学の基本である「土器」について少しだけご紹介します。
遠い昔の日本列島で、長時間火にかけて水や食物を煮込むことができる土器が発明されました。いわゆる「なべ」の機能の誕生です。この発明により、人々の栄養摂取効率は飛躍的に向上したと考えられています。これ以降、私たちのご先祖は常に「なべ」と共に生きてきました。
このように、土器(なべ)の変化から、人の暮らしの変化や時代の変化がわかります。モノから過去を読み解く…、それが考古学です。
(歴史民俗資料館 中林 香澄)
問い合わせ:歴史民俗資料館
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