- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県足利市
- 広報紙名 : 広報あしかがみ 2025年12月号 No.1615
【INTERVIEW】
足利に恩返しがしたい。今まで培った経験を未来ある子どもたちのために。
足利市部活動地域移行コーディネーター
岡田幸文さん
[PRОFILE]
平成16年から5年間、社会人硬式野球クラブチーム全足利クラブの選手としてプレー。その後、千葉ロッテマリーンズに入団し10年間活躍。引退後は、栃木ゴールデンブレーブスや東北楽天ゴールデンイーグルスのコーチを務める。
今年度から足利市部活動地域移行コーディネーターに就任。
――プロ野球の世界から本市の部活動地域移行コーディネーターを引き受けようと思ったきっかけは?
私がプロ野球選手になれた原点は足利のまちです。『全足利クラブ』の活動を通して足利の多くの方々に育ててもらいました。「いつかこの足利に恩返しがしたい」とずっと思っていました。
引退後はプロ野球でのコーチも経験しましたが、これまで培ってきたものを、今度は未来ある子どもたちのために活かせると、コーディネーターの話をいただいたとき、これ以上ない機会だと感じました。
子どもたちがワクワクしながらスポーツや文化芸術活動に打ち込める環境を、地域の皆さんと一緒に作っていく。それが、私にできる一番の恩返しだと思っています。
――活動内容は?
これまで学校の先生が担っていた部活動を地域全体へと繋いでいくために、学校や地域の指導者、子どもたちや保護者の皆さんとたくさん話をして、協力してくれる団体や指導者を探すなど、さまざまな調整をしています。
コーディネーターとして一番大切な役割は、子どもたちがこれからも安心して、大好きなスポーツや文化芸術活動を続けられる環境を整えることだと思っています。
――実際に、市内の学校を回り、部活動を見学して、感じたことは?
子どもたちは本当に真剣に、時には楽しそうな顔をして練習しています。「楽しい、うまくなりたい」などのエネルギーに満ちていて、私までうれしくなりました。私自身が野球を始めたころの気持ちを思い出します。それと同時に、先生方が本当に忙しい中で、時間を割いて子どもたちのために指導している姿を目の当たりにして、頭が下がる思いでした。専門外の競技でも一生懸命勉強して教えている先生がいて、「この熱意を地域クラブとしても継承し、地域の力でしっかりと支えていかなければ」と改めて強く感じました。
――9月からクラウドファンディング(本紙8ページ参照)が始まりましたね。
子どもたちが、生涯にわたり希望するスポーツや文化芸術活動に打ち込むことができるような環境を整えていくために実施しています。
地域クラブ活動となると、今までの部活動ではかからなかった費用が生じます。中学校の部活動地域展開は、子どもたちの未来を拓き、地域を活性化させる重要な取り組みです。この大きな挑戦に、ぜひ皆さまの力をお貸しください。ご支援とご協力をお願い申し上げます。
